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03月11日-03号

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  1. 志木市議会 2020-03-11
    03月11日-03号


    取得元: 志木市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-07
    令和 2年  3月 定例会          令和2年志木市議会3月定例会議事日程(第3号)                    令和2年3月11日(水)午前10時開議第1 一般質問    9番 吉川義郎議員    1番 高浦康彦議員    8番 小山幹雄議員第2 総務厚生常任委員会委員長報告   第16号議案 志木市いじめ問題再調査委員会条例   第17号議案 志木市介護保険運営協議会条例   第18号議案 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例   第19号議案 志木市手数料条例の一部を改正する条例   第21号議案 志木市学童保育条例の一部を改正する条例   第22号議案 志木市子育て支援センター条例の一部を改正する条例   第23号議案 志木市国民健康保険税条例の一部を改正する条例   第5号議案 令和元年度志木市一般会計補正予算(第8号)          第1表 歳入歳出予算補正中           歳入 全部           歳出 第2款 総務費 第1項 総務管理費                        1目 一般管理費                        4目 財政管理費                        7目 発注庁舎管理費                        8目 庁舎建設費                        10目 情報管理費                      第8項 生活環境費                        4目 災害対策費              第3款 民生費              第4款 衛生費 第1項 保健衛生費                        3目 予備費              第9款 消防費              第11款 公債費          第4表 地方債補正中(追加・変更)   第6号議案 令和元年度志木市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)   第7号議案 令和元年度志木市介護保険特別会計補正予算(第3号)   第8号議案 令和元年度志木市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)   第9号議案 令和2年度志木市一般会計予算          第1表 歳入歳出予算中           歳入 全部           歳出 第1款 議会費              第2款 総務費 第1項 総務管理費                        1目 一般管理費                        2目 広報広聴費                        3目 事務管理費                        4目 財政管理費                        5目 財産管理費                        6目 会計管理費                        7目 発注庁舎管理費                        8目 庁舎建設費                        9目 企画費                        10目 情報管理費                        12目 公平委員会費                        15目 人権啓発費                        16目 男女共同参画社会推進費                      第2項 徴税費                      第4項 選挙費                      第5項 統計調査費                      第6項 監査委員費                      第8項 生活環境費                        4目 災害対策費              第3款 民生費              第4款 衛生費 第1項 保健衛生費                       (1目 保健衛生総務費を除く)              第9款 消防費              第10款 教育費 第4項 幼稚園費              第11款 公債費              第12款 予備費          第2表 債務負担行為中              財形会計システム賃貸借              固定資産基礎資料更新業務委託              基幹福祉相談センター業務委託              がん検診受診勧奨業務委託          第3表 地方債全部   第10号議案 令和2年度志木市国民健康保険特別会計予算   第12号議案 令和2年度志木市介護保険特別会計予算   第13号議案 令和2年度志木市後期高齢者医療特別会計予算   請願第1号 「志木市におけるパートナーシップの認証制度(仮称)および性的少数者に関する諸問題への取組み」に関する請願書                                     質疑第3 市民文教都市常任委員会委員長報告   第20号議案 志木市印鑑条例の一部を改正する条例   第24号議案 志木市市営住宅条例の一部を改正する条例   第25号議案 志木市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例   第26号議案 志木市入学資金貸付条例を廃止する条例   第27号議案 志木市道路線の認定について   第5号議案 令和元年度志木市一般会計補正予算(第8号)          第1表 歳入歳出予算補正中           歳出 第2款 総務費 第1項 総務管理費                        14目 葬祭事業費                      第3項 戸籍住民基本台帳費                      第7項 市振興費                      第8項 生活環境費                        1目 生活環境総務費                        2目 交通対策費                        3目 交通安全費              第4款 衛生費 第1項 保健衛生費                        1目 保健衛生総務費                      第2項 清掃費              第7款 商工費              第8款 土木費              第10款 教育費          第2表 繰越明許費補正中              追加              第8款 土木費 第3項 河川費                        赤野毛排水路整備事業              第10款 教育費 第2項 小学校費                        宗岡第三小学校用地取得事業                        志木第二小学校体育館大規模改修事業          第3表 債務負担行為補正中              追加 市民体育館、武道館及び夜間照明施設管理運営委託(追加分)   第9号議案 令和2年度志木市一般会計予算          第1表 歳入歳出予算中           歳出 第2款 総務費 第1項 総務管理費                        11目 出張所費                        13目 交通災害共済費                        14目 葬祭事業費                        17目 市民相談費                      第3項 戸籍住民基本台帳費                      第7項 市振興費                      第8項 生活環境費                       (4目 災害対策費を除く)              第4款 衛生費 第1項 保健衛生費                        1目 保健衛生総務費                      第2項 清掃費              第5款 労働費              第6款 農林水産業費              第7款 商工費              第8款 土木費              第10款 教育費(第4項 幼稚園費を除く)          第2表 債務負担行為中              都市計画マスタープラン見直し業務委託              農業近代化資金利子補給(令和2年度分)              中小企業等融資利子補給(令和2年度分)              小規模企業者融資資金損失補償(令和2年度分)              中小企業近代化資金損失補償(令和2年度分)   第11号議案 令和2年度志木市志木駅東口地下駐車場事業特別会計予算   第14号議案 令和2年度志木市水道事業会計予算   第15号議案 令和2年度志木市下水道事業会計予算                                     質疑                          以上、各議案等の討論・採決第4 第28号議案 令和元年度一般会計補正予算(第9号)                         上程・説明・質疑・討論・採決第5 発議第 1号 志木市議会委員会条例の一部を改正する条例(案)                         上程・説明・質疑・討論・採決第6 発議第2号 志木市議会会議規則の一部を改正する規則(案)                         上程・説明・質疑・討論・採決出席議員12名)  1番  高浦康彦議員    2番  水谷利美議員  3番  多田光宏議員    4番  岡島貴弘議員  5番  今村弘志議員    6番  西川和男議員  7番  安藤圭介議員    8番  小山幹雄議員  9番  吉川義郎議員   10番  天田いづみ議員 11番  鈴木 潔議員   14番  池ノ内秀夫議員欠席議員なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人 市長         香川武文   副市長        櫻井正彦 教育長        柚木 博   企画部長       尾崎誠一 総務部長       川幡浩之   市民生活部長     村山 修 健康福祉部長     村上孝浩   都市整備部長     中森福夫 教育政策部長     土岐隆一   上下水道部長     渋谷 聡 監査委員事務局長選挙管理委員会事務局長            今野喜明   選挙管理委員会委員長 廣島直子 監査委員       成田 茂   農業委員会会長    田中滿男---------------------------------------本会議に出席した事務局職員 事務局長       大河内 充  書記         大熊克之 書記         古屋大輔   書記         吉岡理絵 書記         近藤一貴--------------------------------------- △開議の宣告 ○池ノ内秀夫議長 おはようございます。 ただいまの出席議員は12名です。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。                             (午前10時00分)--------------------------------------- △黙祷・哀悼の意を表する発言 ○池ノ内秀夫議長 日程に先立ち申し上げます。 さきの東日本大震災から本日で9年が経過いたします。改めて亡くなられた方々へのご冥福をお祈りし、1分間の黙祷をささげたいと思います。 ご起立をお願いします。 黙祷。     〔全員起立 黙祷〕 ○池ノ内秀夫議長 ありがとうございました。黙祷を終わります。 ご着席ください。     〔全員着席〕--------------------------------------- △議長の諸報告 ○池ノ内秀夫議長 議長から申し上げます。 次に、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分が行われ、同条第2項の規定により、議会に報告されましたので、配付してございます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○池ノ内秀夫議長 本日の日程は、お手元の議事日程により行います。--------------------------------------- △一般質問 ○池ノ内秀夫議長 一般質問に入る前に申し上げます。 2番、水谷議員4番、岡島議員5番、今村議員6番、西川議員7番、安藤議員10番、天田議員11番、鈴木議員より、一般質問通告取下げ願いが提出され、許可いたしましたので、報告いたします。 質問者は、質問の要旨及び答弁者名を明確に述べるようお願いいたします。 また、答弁者は努めて簡潔明瞭に答弁をお願いいたします。 日程第1、一般質問を行います。--------------------------------------- △吉川義郎議員池ノ内秀夫議長 初めに、9番、吉川議員。     〔9番 吉川義郎議員登壇〕 ◆9番(吉川義郎議員) 議長より指名をいただきましたので、通告順に一般質問を行います。 初めに、ICT環境の整備について、教育長にお尋ねいたします。 (1)2023年度までに全国の小中学校全ての児童・生徒に1人1台のパソコン、タブレットを整備することになっているが、本市の取組について伺います。 (2)2020年度までに1人1台の環境を可能にするため超高速、大容量の校内情報通信網(LAN)の整備をすることになっているが、本市の無線LANの整備について伺います。 (3)ICT研修の状況とICT活用指導力の状況について伺います。 (4)GIGAスクール構想の評価について伺います。 以上、1回目の質問を終わります。 ○池ノ内秀夫議長 答弁を求めます。 柚木教育長。     〔柚木 博教育長登壇〕 ◎柚木博教育長 吉川議員のご質問についてご答弁申し上げます。 初めに、(1)についてでありますが、高度情報化社会を生きる子どもたちにとって、教育においてもICTを基盤とした先端技術等の効果的な活用が求められており、GIGAスクール構想で示されているICT環境の整備について、必要性は十分に認識しております。 先般、国からはGIGAスクール構想における各事業の補助金交付要綱が示されたところであり、志木市においても、これらの事業スキームにのっとって整備を計画しているところであります。 次に、(2)についてでございますが、市内小中学校で構築されているネットワークの伝送速度は、国が推奨する1ギガbps以上であり、現在80台程度のタブレット端末で同時接続を行っても問題なく使用できる環境となっております。 しかしながら、ケーブルはカテゴリー5eに属しており、GIGAスクール構想で目標とされるカテゴリー6Aには達しておらず、アクセスポイントは2教室で1か所の設置となっております。 今後、学校での端末数が増えていくことや、大容量の動画等による教材が増えていくことなどを想定する場合、より大容量に耐え得るネットワークの構築が必要であると考えております。 このことから、学校におけるネットワーク整備については、財政当局を含め庁内で検討を重ね、市としても積極的に取り組むこととし、今回GIGAスクール構想を具現化するための国の情報通信ネットワーク整備補助事業に申請することといたしました。このたび、国から4,321万円の補助金の内示を受けたところであり、今後早期に市内の小中学校において高速大容量の通信ネットワークを整備してまいります。 次に、(3)についてでございますが、教育のICT化が進む中で、教員のICT活用指導力を高めていくことは大変重要なことと認識しております。 そのため、市主催の研修会として、ICT機器活用研修会を昨年度11月と本年度6月に実施したところでございます。また、プログラミング教育推進研修会を昨年度2月と今年度8月に実施したところでございます。さらに、学校別で実施する校内研修に講師を派遣したり、県主催の研修会の参加について学校に働きかけたりするなど、教員のスキルアップに努めているところでございます。 なお、市内小中学校教員ICT活用指導力につきましては、昨年3月に実施した教員へのアンケート調査からは、自己申告による結果ではあるものの、各項目について全国平均をやや下回っている状況でございます。 このようなことから、今後、教員が自信を持ってICT機器を活用できるよう引き続き研修及び環境整備に取り組んでまいります。 次に、(4)についてでございますが、GIGAスクール構想の背景として、教育のICT化における技術革新は目覚ましいものがあります。近年では、AIが子どもたち一人ひとりのつまずきを掌握し、個別に最適化された課題を提示するようなソフトウエアも出始めていることから、その教育効果には注視しているところでございます。 志木市では、令和2年度に、統合型校務支援システムや電子黒板のさらなる整備を計画し、教育のICT化に取り組んでいるところでございます。 GIGAスクール構想におけるICT環境の整備は手段であり目的ではないという文部科学大臣のメッセージを踏まえ、子どもたちの発達段階や学習実態に合わせ一人ひとりの学びを支援できるよう計画的にICT環境の整備に努めてまいります。 ○池ノ内秀夫議長 9番、吉川議員 ◆9番(吉川義郎議員) ご答弁ありがとうございました。 大変前向きに、これからICTに取り組んでいこうという姿勢が感じられました。どんどん取り組んでいただきたいと。 今日は時間がないので、私から順次各ポイント、課題というものをご指摘をしたいと思いますんで、それを心にとどめていただいて、ご答弁は必要ないかと思います。 まず、1点目の生徒1人に対してタブレットもしくはノートパソコンを国が用意するということになっています。1人につき4万5,000円、国が補助するようになっております。そして、それは、2019年、2020年、2021年、2022年、2023年、この5年間にわたって配布をしましょう。できれば、学年ごとに、5年生、6年生、中学1年生みたいな学年ごとに、段階的に配布しますという形になっています。 そして、ご存じのとおり、タブレットは非常に高価なものです。10万円ぐらい普通はするんですが、今回は、教育に関係ないソフトは全部削ってしまいます。教育だけに限定したソフトを入れます。そして、それを大量発注しますと、大体5万円ぐらいでできると言われています。 最近の新聞広告にも出ておりましたけれども、教育長もご覧になったかもしれません、GIGAスクール構想ということで、このタブレット端末が出ています。これ富士通のダイナブックというやつですけれども、多分これが5万円ぐらいでできてくるんじゃないか。 今埼玉県では、埼玉県で一括して発注しようかという構想もあるそうです。そうしますと、仮に国が4万5,000円出してくれる、そして、県が大量発注して5万円でできたと、その差額を県が負担してくれるか、各自治体で折半するか、どちらにせよ、かなり低額な形で、もしくは本当は無償に近い状態で、各生徒に1人1台、タブレットもしくはノートパソコンが配布されることになります。 ですから、全部の生徒に行き渡るように、僕は、していくことがとても大事だと思います。そして、現在、各学校に40台ぐらいタブレットがございます。しかし、教育長もこの新聞を見れば分かると思いますが、文部科学省の規格に今タブレットが合っていないんです。なぜかというと、キーボードをつけてくださいねと。キーボードつきノートパソコン、タブレットが必要になってまいります。当然タイピングが必要だということですから、現在各学校にある40台のタブレットに関しましては、別の形で利用していくと、今後は。今あるタブレットにさらにキーボードをつけて、何とか国が配布してくれるタブレットと一緒に活用しようとしてもなかなか親和性がないものですから、ですから、今回国で用意する、また県で用意するものに関して、全生徒に同じ仕様のもので統一したほうがいいと思います。現在あるタブレットは十分ほかの目的で使えると思いますんでね、そういう使用をしていただきたい。 もう一つは、電子黒板を早急に整備してもらいたい。授業では、黒板が必要です。教科書は、デジタル教科書が主流になります。そして、皆さんが書いているノートが、タブレットだとかノートパソコンになります。 これが、これからのスタンダードの授業になっていくんだと、こういうものを事業展開していくためには、まず電子黒板を整備していかなくてはいけない。その中で、志木市に約60台あると言われている電子黒板、これは使えません。ですから、新たに、教育長が新宿の視察に行かれたプロジェクター方式の電子黒板の導入を考えてもらいたい。大量発注すれば、大体1台100万円ぐらいでできます。そして、大型スクリーンを用意しなくても、現在ある黒板に投射することができるという内容のプロジェクターが今進んでいますんで、そういうものを、1台100万円ということで100台だと1億円です。大変な予算になるかもしれませんけれども、でも、この電子黒板がなければ、タブレットを全生徒が持っていても意味がないことになりますので、ぜひ電子黒板を早急に、5年生、6年生と学年ごとに整備をしていただきたい。これをぜひご検討いただきたいと思います。 そして、2番目に、通信速度ということで、先ほど教育長が各学校に1ギガバイトの通信速度のものが入っていますよと、そして、そのケーブルはカテゴリー5eというケーブルを使っていますということでございます。このケーブルのカテゴリー5eというのは、最高通信速度が1ギガバイトなんです。この1ギガバイト、今まではタブレットが40台ぐらいしかなかったですから、もう十分間に合う、十分その容量があるんですが、これから全生徒がタブレットを持ち、電子黒板で授業をやるようになると、今の1ギガバイトでは足らなくなってしまうことを、ぜひ考えてもらいたい。 例えば、1ギガバイトというのは1,000メガバイトと同じだというのはご存じですね。1,000メガバイトのことを1ギガバイトと呼びます。その中で、例えば、YouTubeというサイトがございます。このYouTubeを負担なく通常に見る場合は、2.5メガバイトの通信速度が必要だと言われています。そうしますと、400人の生徒がこのYouTubeを見ると、1ギガバイト、1,000メガバイトになってしまいます。容量がいっぱいになってしまうんです。そうしますと、志木小学校みたいに人数が700名か800名か知りませんけれども、生徒の多いところでは、今の1ギガバイトでは足らないんです。分かりますよね。 ですから、今後必要になってくるのは、ギガバイトを増やしてもらいたい。そして、文科省が推奨しているカテゴリー6Aというケーブルは、19ギガバイトの通信速度がある、最高通信速度が。要するに、文部科学省は、今後高画質のものが教育の現場に出てくるだろうから、それに必要な通信速度は、今後19ギガバイトを用意しないといけないですよということを暗に言っているんです。今まで使っていたカテゴリー5eというのは、最高通信速度が1ギガバイトなんです。けれども、カテゴリー6Aというケーブルは、その10倍の19ギガバイトが最高通信速度になります。ですから、そういう大容量のものが今後教育の現場では必要なんですよということを言っているんです。ですから、ぜひ大きいギガバイトの通信速度のものを用意をしていただきたいと思います。 そして、各教室にアクセスポイントというのがあるんです。昔、志木にあったアクセスポイントというのは階層ごとに1つあったんですね。真ん中にぽんとあったんです。そうすると、端のほうまで飛んでいかなかったんです。尾崎教育長のときに、2教室に1つのアクセスポイントをつけまして、今隅々にいろいろなWi-Fiが飛ぶようになって、どこの教室でもパソコンが使える状況になっています。 けれども、現在、2教室に1つというアクセスポイント、これは非常に不都合を生じる可能性がある。各教室で一斉にいろいろな形で授業で使いますと、2つの教室で1つのアクセスポイントというのは、トラブルの原因になっていくと思います。ですから、各教室に1つのアクセスポイント、そして、最低でも、YouTubeだったら2.5メガバイトの通信速度ですが、これから、3メガだ、4メガだという通信速度が必要になってくると思います。そういうものが各教室でスムーズに使えるような容量のアクセスポイントを各教室に必要になってくるかと思いますので、2つ教室の1つの今アクセスポイントを1教室に1つのアクセスポイントが今後必要になってくるんだということを、ぜひご検討いただければと思います。 あと教員の先生方の研修についてでございますが、実は、毎年ずっとICT研修の実態調査ということで文部科学省がそのデータを公表しております。その中で、ICT研修に力を入れているところは長野県です。この研修率、98%、ほとんどの先生がICTの研修を年に1回から3回の間で受講している。少ない人でも1回、多い人は3回受講している。こういう状況でございます。先ほど教育長から言われた、全国平均が大体54%です。50%、3%か4%ぐらいが全国平均です。その全国平均を志木市は下回っているという状況ですから、正確な数字はわかりませんけれども、どれぐらいの先生方がICT研修を受けているかというのは、大体想像がつくかと思います。 全国で一番低いのは、青森県です。18%です。2割いっていない。文部科学省のデータは厳しいですからね。校内研修なんか多分入れていないのかもしれないですけれどもね。公式の研修に参加したのは、青森県が一番少なくて18%。どうしてそういう状況になったのかということで、いろいろ地域間格差が大きいですから、それはなぜかといったら、ICTがやっぱり整備されていないという実情がある。例えば、クラスに電子黒板がなければ、電子黒板を使った授業なんかできないですから。ICT研修で、せっかくその研修を受けてやろうと思っていても、やろうとしても実物がなければ研修できません。 今志木市で、正確な台数分かりませんけれども、電子黒板というのは大体各校に1台くらいの台数ですかね。そうすると、ほとんどの先生が、電子黒板、タブレット、デジタル教科書を使った授業というのは行われていない。できていない。ICT研修が非常に進んだ研修をするんだけれども、実際には、そういう実物がないから研修の結果を出すことができない。だから、そんな意欲も湧かないということになってしまいますので、ぜひICT研修をやるためにもICT環境を整備してもらい、早急に電子黒板というものは絶対不可欠なものになります。ですから、ぜひ整備をしていただきたい。 今度この予算の中で、4校に1人、国が指導員を派遣してくれるようになります。教育長ご存じだと思うんですが、誰を派遣するかというのは、市で雇うか県で雇うか、これは今後詰めていくんだと思いますけれども、4校に1人の指導員、フルタイムで指導する人を予算を国が確保してくれます。ですから、足らない分は、県だとか市が自前で指導員を確保していく。できれば2校に1人、理想は1校に1人の指導員がつくのが一番間違いないのだろうと思います。ぜひ指導員をしっかりつけて、先生方が不安なく授業できる、ICT研修ができる、そういう形にしてもらえば一番いいのかな。 そして、僕、以前佐賀県に視察に行きました。そのときに、どれぐらいの研修期間が必要でしたかと、要するに、指導員をつけて授業に一緒についてもらう、どれぐらい必要でしたか、3か月間あれば大丈夫です。どんな先生でも、50代、60代、60代の先生はいないかもしれない、50代、40代の先生でも、3カ月間授業に一緒にいてくれれば、覚えられる、不安なくできる。一番先生方が不安に思うのは、途中で機械が止まっちゃったらどうしよう、ちょっと操作を間違ってフリーズしちゃった、どうしたらいいだろうと、そのリカバリーができない、不安だということで、なかなかICTが使いづらいということがあります。けれども、ICTの指導員さんがいたらすぐサポートしてくれる、授業にスムーズに展開できる、そういうことがありまして、できれば各校に1人の指導員さんがいるのが一番間違いない。 今後GIGAスクール構想ということで、今文部科学省が話をしております。僕は大賛成です。この基本的なGIGAスクール構想の考え方の根っこは何かと言ったら、表現は悪いですけれども、落ちこぼれの生徒をなくすということです。要するに、置き去りにしない。分からないまま授業が展開していくということを避けるということが、大きな目標になっている。 例えば、教育長考えてもらいたいんですが、1人の先生が、例えば30人の生徒がいて、国語、算数、理科、社会といろいろな科目を教えなければいけない。この生徒が漢字の書き順、ただ右とか左の書き順を間違えたとか、この生徒は分数で約分の仕方を間違えたとか、この生徒は繰上げ、繰下げのところが間違っていたとか、いろいろなつまずきがある、勘違いする。けれども、先生は、この生徒は何につまずいたか、この生徒はどこが間違えたかというのが覚えられないです。人間の脳力を超えてしまいますから。一人の先生ができる限界を超えるようなことはできないです。だけれども、それを代わりにAIがやりますよということを言っているんです。 全ての教育履歴を実はAIが分析して、例えば、この生徒はこの漢字の書き順を間違えた、この子はこのことの理解を勘違いしているとか、この問題を間違えたとか、全てAIが覚えている。そのときに、今までは、各学校の先生がプリントを出すときに、同じ共通の内容のものを一斉に配って、これやっておいてね、そして、プリントを回収します。分かっている、分かっていないは、それで先生も判断するんでしょうけれども、AIは、この生徒はこういうところでつまずいているから、その生徒に必要な課題を出してくれるんです。その生徒がつまずいているものを克服するための課題を、この生徒にはこういう課題が必要ですよ、この生徒にはこういう問題をやってもらったほうがいいですよということをAIが出してくれるんです。先生方が、それを確認をして、そして、プリントで出すのではなくて、パソコンで送付して、パソコンで回答してもらって送り返してもらう。そういうやりとりで、全部教育の履歴が残っていくんです。小学校1年生から6年生までの教育履歴、学んだもの、テストの結果、その生徒がノートに書いたもの、全てが教育履歴で残っていきます。 そして、AIは、この子はこういう傾向性がありますよ、こういう問題が苦手ですねとか、こういうところがいまだにつまずきが解消されていませんねということを、AIが先生に提示してくれるんです。先生は、それを見ながら、この子にはこういう教育が必要なんだな、この点を理解させる必要があるんだなということで、これからの教育というのは、先生方はAIを活用できる、AIの力を活用した教育、これがこれからの教育改革、大きな流れになっていくかと僕は思います。 先生が必要なくなるということはないんですよ、絶対にそんなことは。生徒にとっては、例えば、知育、知識の習得も必要ですけれども、徳育そして体育、いろいろなものを学ばなければいけないです。その鏡となるのが先生ですから、その先生が主体であることは変わりないです。けれども、知育という中でAIを活用した、その子どもが今何に迷っているのか、つまずいているのかというものを正確に先生にデータで提供できるのが、今回のICTなんです。 ですから、今後の教育改革というのは、先生方がAIを活用できるという授業を展開できるようにしてくださいね、そのための教員研修なんですよ、ICT研修なんですということをぜひ理解しておいていただきたいと思っております。 既に、いろいろな有名な塾ではAIを活用した塾がもうスタートしております。なかなか塾でやると、ずっとテストを分析して、この子の課題は何だということをずっと出してきて、その問題が完璧に分かるまで何度も何度も反復練習させると。これは結構優れものでございますが、非常に教育効果が高まっているという、塾でもそういう成果が出ているというデータも出ております。 日本が今やろうとしていることは、全ての子どもがつまずいたまま、分からないまま、先生が分かりましたねと言って、次に行く、分かりましたかと言って、また次に行く、そういうことをさせない。ちゃんとAIで分析して、この子がこの問題がまだ解決していませんよ、この子はまだこの課題が解決されていませんよということを、はっきりとデータで指摘していく、こういうことが今後授業で展開されていくかと思います。 あとはやっぱり子どもの努力ですから、いつまでたっても勉強しなければ、その課題というのは克服されないかもしれない。だけれども、先生は、この子の課題はこういうことなんだということをしっかり理解した上で指導していくということもとても大切なことではないのかなと思っておりますので、先生方にとっても必要不可欠な、授業を行う上での重要なコンテンツになることは間違いないと思っておりますので、ぜひ、今申し上げました、全ての方々にタブレットを行き渡らせるためには、また、そういう授業展開をやるためには、どうしても電子黒板の絶対数が少ないです。ですから、その電子黒板を学年ごとにまず整備していく、これはどうしても補助金がないものですから、教育債なり何かを発行して整備をしてもらいたい、これが大きな願望の一つでございます。 そして、現在ある電子黒板と言われているものは、今、文部科学省が推奨しているものには対応してないんで、今ある電子黒板もどきは使えませんので、新しく、教育長が見ていただいたプロジェクター方式のものが一番優れていると思いますので、そういうものをぜひ大きく導入していただきたい、このように思います。 また、通信速度の整備に関しましては、今年度補正予算がこれから出るそうですけれども、今年度と来年度2年間でございます。ですから、2年間でこの通信速度を、できれば文部科学省が推奨します19ギガバイトまで出せるような内容を言っているかと思いますが、どれぐらいのギガバイトにするかは専門家にいろいろ相談されて、できるだけ大きい容量のものを入れたほうが、将来新たに追加する必要がないんで入れたほうがいいと思います。 ぜひこの通信環境の整備とタブレット、電子黒板、この整備を今後、お金がかかるかと思いますが、ぜひお願いをしたい。そして、それに合わせて、現場の先生方には、これは大事なアイテムなんだと、子どもたちを理解させるための重要なツールになるんだからということで先生方にもご理解いただいて、一人でも多くICT研修を、現在全国平均以下である研修参加率を、全国平均を上回り、できれば長野県、佐賀県と同じくらい90%台ぐらいの研修を積極的に受けてもらえるような、そういう環境をつくっていただければありがたいかなと思っております。 ざっとお話し申し上げました。最後に、教育長の今後のご抱負だけ一つ伺って、終わりにしたいと思います。 ○池ノ内秀夫議長 答弁を求めます。 柚木教育長。
    ◎柚木博教育長 吉川議員からは非常に多岐にわたってご示唆に富んだご提言をいただきまして、誠にありがとうございます。 GIGAスクール構想、吉川議員からお話があったとおり、一番の目的は、児童・生徒一人ひとりにとってふさわしい教育を実現するためのICT環境の整備というのが大きな目的だと思いますので、それに当たっては、ハードの面ではネットワークとタブレット、そして中身のソフトウエア、コンテンツも重要です。そして、今お話のありました、それをいかに使っていくかという教員の研修というものも重要になってくると思います。ハード、ソフト、そして指導者側の研修というものが重要になってくると思いますので、今お話をいただいたことを十分踏まえまして、志木市のICT環境の整備に努めてまいりたいと思います。ありがとうございました。 ○池ノ内秀夫議長 以上で、9番、吉川議員の一般質問を終わります。--------------------------------------- △高浦康彦議員池ノ内秀夫議長 次に、1番、高浦議員。     〔1番 高浦康彦議員登壇〕 ◆1番(高浦康彦議員) こんにちは。 議長より指名を受けましたので、通告順に沿って質問をさせていただきます。 今回の一般質問は、4年任期の最後の質問となります。また、現在新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、市議会として特別の体制で臨んでいるところでございます。 コロナウイルス対策として、今現在小中学校の一斉休校など様々な施策が実施されております。市民の皆さんの生活に大変な影響を来しておりますけれども、執行部におかれましては、全庁一丸となって市民の命と暮らしを守るためにご奮闘されるようお願い申し上げます。 それでは、質問させていただきます。 大きい1番ですが、地域防災計画の見直し等について。 (1)昨年の台風第19号災害の総括と地域防災計画の見直しについて、総務部長に質問いたします。 台風19号災害の際は、多くの職員の方々が、避難所の対応、災害現場で活躍されておりました。改めて職員の皆さんの活躍に敬意を表します。 さて、台風19号災害では、避難者数が2,840人と今まで経験したことのない避難を体験しました。この災害から、今後の防災対策としての多くの教訓が得られたと思われます。避難勧告、避難指示、避難行動要支援者の誘導だとか、避難所の受入れ体制、要配慮者への避難所の生活環境の整備や、また情報伝達など多くの課題が残されていると思います。とりわけ情報伝達、避難所の受入れ体制、避難行動要支援者の誘導等の総括と、それに対する地域防災計画の見直しについてお答えいただきたいと思います。 1の(2)地域別防災ガイドブックについて、総務部長にお尋ねします。 施政方針で地域別防災ガイドブックの作成について触れられております。地域の実情に合ったガイドブックにするために、町内会や民生委員・児童委員などの方々の意見を伺いながらマイタイムラインの作成につなげるということでありますが、このガイドブック、非常に大切だと私も思います。この作成の際に、マイタイムラインに加えて、近隣住民のコミュニティの計画、体系的な、組織的な、地域に根づいた防災活動のより具体的、実践的なガイドブックとして作成されるべきではないかなと思いますが、その点についてお答えいただければと思います。 それから、次に、大きい2番の浸水対策についての担当部長へ質問ですが、豪雨による常態化しているいこいの小径周辺の浸水対策についてです。東武東上線の神明橋から館第二排水機場に至るいこいの小径周辺の浸水対策ですが、この地域は館第二排水区にあります。いこいの小径周辺の地域は、ゲリラ豪雨等の際には浸水が常態化している地域です。住宅街に被害をもたらしています。抜本的なこの地域の浸水対策についてお答えください。 大きい3、医療、介護の支援について、身元保証人のいない人への医療、介護が適切に受けられるための支援について、健康福祉部長にお尋ねします。 認知症などにより自分で意思決定ができない人は、この先さらに増えるだろうと見込まれます。厚生労働省は、令和元年6月3日付で各都道府県に対し、身寄りがない人への入院及び医療に関わる意思決定が困難な人への支援に関するガイドラインの発出について通知を出しております。このガイドラインに基づく医療、介護等に関わる意思決定が困難な人への支援について、市としての対応についてどう考えるかお答えください。 続いて、大きい4、公有地に建てられた私有建築物の撤去について、担当部長に質問します。 この該当する物件は、近隣市民から大変危険な建築物であり早急に撤去するよう当局に苦情を寄せられている物件であります。具体的には個人情報保護の観点から紹介は控えますが、事前のヒアリングでお伝えしている物件であります。建築物の約半分程度でしょうか、公有地である道路上に建てられている私有建築物です。形状も非常に危険な状態の建物であります。撤去等の対応についてお答えください。 大きい5、旧市庁舎の解体工事について、総務部長に質問いたします。 旧庁舎の解体工事に伴うアスベスト飛散対策と労働安全衛生対策についてでございます。旧庁舎にアスベストが含まれている建材は、天井とか、床タイル、機械室の気温断熱材、外壁の吹きつけ等と今まで説明がされております。また、解体工事に当たっては、総務部長より国が定めるガイドラインに沿って行うと述べられておりますが、国のガイドライン、この7項目について具体的に質問いたします。 1点目は、アスベストが使用されているかどうか解体前の建材の事前調査について、どのような調査が行われているか。 2点目は、解体工事の作業日程について。 3点目、解体の際の粉塵の工事現場外への飛散防止策ですね。建屋、敷地等々からの飛散防止策について。 4点目、作業員等への曝露防止策について、どのような措置がされているのか。 5点目、作業員の労働安全衛生法に基づく健康管理についてですね。 6点目、アスベストの処理方法について。 7点目、近隣住民への説明について。 以上7点についてご答弁いただきたい。 1回目の質問。 ○池ノ内秀夫議長 答弁を求めます。 初めに、川幡総務部長。     〔川幡浩之総務部長登壇〕 ◎川幡浩之総務部長 高浦議員のご質問に順次ご答弁申し上げます。 初めに、1の(1)と(2)につきましては関連がありますので、一括してご答弁申し上げます。 令和元年度台風第19号災害における本市の対応についてでありますが、続々と増える避難者への対応などにおいては、一部の避難所で多少の混乱はあったものの全体を通して問題なく避難所の運営ができたものと認識しております。 次に、災害対策本部と避難所などの連絡手段につきましては、これまで移動系防災行政無線を使用しておりましたが、令和2年度より、気象状況による影響が少なく安定した通信が行えるIP電話機を導入する予定であります。 次に、地区別防災ガイドブックの作成につきましては、避難準備、高齢者等避難開始や避難勧告、避難指示を発令した際、どこの避難所に避難をしていいのか分からないなどの問合せが多くありましたことから、今回の台風を教訓に、自分がどこへ避難をすればいいのか、またどれぐらいの時間が必要なのかなど事前に分かるように、地区別防災ガイドブックの作成を進めてまいります。 本ガイドブックにつきましては、台風第19号災害のときに避難指示を発令した地域を対象に作成を予定しており、柏町一丁目、二丁目、六丁目地区、上宗岡地区、中宗岡地区、下宗岡地区の4つの地区に分けて、地域の実情に合わせた、共助の大切さも含めたガイドブックとするとともに、河川の増水状況等に応じて地域の皆様一人ひとりがあらかじめ避難に備えた行動を決めておくマイタイムラインの作成にもつなげてまいりたいと考えております。 最後に、地域防災計画の見直しにつきましては、現時点においては、見直しの予定はありませんが、近年頻発する災害に対応をするため災害対策基本法や水防法等の改正が行われる可能性もあることから、今後は国の動向を注視してまいります。 次に、5についてでありますが、旧市庁舎解体工事につきましては、現在、建物内部の内装や設備機器の解体を進めており、その後、建物本体や外構の解体を行い、本年7月末までに完了する計画となっております。 なお、アスベストの飛散が懸念される建材の除去や処分に関する手順や方法、さらには、それに関わる作業員や周辺住民の安全確保、健康被害の防止につきましては、労働安全衛生法、大気汚染防止法をはじめ関係法令や各省庁等によるマニュアル、ガイドラインで詳細に定められております。旧市庁舎解体におきましても、これらを遵守しアスベストの飛散防止対策を適切に実施して、作業員の事故防止や健康面での安全確保を図るほか、周辺にお住いの方に対しては、既に事前説明を行っており、今後も適宜情報提供を行いながら作業を実施してまいります。 ○池ノ内秀夫議長 次に、答弁を求めます。 中森都市整備部長。     〔中森福夫都市整備部長登壇〕 ◎中森福夫都市整備部長 高浦議員のご質問に順次ご答弁申し上げます。 初めに、2についてでありますが、いこいの小径周辺につきましては、平成28年の台風第9号や令和元年の台風第19号により床上の浸水被害が発生したため、浸水対策の重点地域と考えております。このため、平成28年9月以降、いこいの小径の下を流れる館大排水路内の土砂等の堆積状況を把握し、水路の浚渫作業を行ったほか、低地部への雨水の流入を防ぐ道路横断側溝や注水ますの蓋交換を実施しております。さらに、館第二排水ポンプ場脇調整池の改修工事を実施し調整池への流入口の高さを引き下げ、可搬式ポンプの起動時間を早めるなど排水機能の向上を図るほか、道路冠水の要因の一つとなっていた志木第四小学校の雨水流出対策工事を実施しております。 このような対策により、台風第19号では、館第二排水ポンプ場のポンプ2台、可搬式ポンプ2台をフル稼働させ内水排除を行ったことにより、床上の浸水被害を軽減することができました。 しかし、いこいの小径周辺付近では、雨水の排水区域以外からの流入により道路冠水が発生した状況でありました。今後、いこいの小径周辺につきましては、道路冠水状況を確認するため、柳瀬川図書館前交差点付近に監視カメラを1基増設し、雨水の排水区域外の流入状況を監視し、雨水の流入が確認された場合には、緊急的に洪水を防護する止水板を設置し、水防活動を強化してまいります。 また、志木第二中学校の雨水流出対策工事を実施するとともに、館第一排水ポンプ場において、新座市側から直接雨水の流入を防ぐため、外柵部分のかさ上げ等を検討し、浸水被害の軽減を図ってまいります。 次に、4についてでありますが、ご指摘の建物につきましては、老朽化が進み危険であるとの認識のもと近隣に危害が及ぶことのないよう危険箇所の改善等指導を行ってきたところでございますが、その過程において、当該建物敷地に道路の一部が含まれているとの疑義が生じ、昨年末に所有者より申出があり、道路境界確認を行った結果、市が所有している道路の一部が含まれていることが判明いたしました。このようなことから、今後につきましても引き続き当該所有者に対し問題の解決に向け指導してまいります。 ○池ノ内秀夫議長 次に、答弁を求めます。 村上健康福祉部長。     〔村上孝浩健康福祉部長登壇〕 ◎村上孝浩健康福祉部長 高浦議員のご質問3についてご答弁申し上げます。 初めに、医療機関や介護施設において、身元保証人がいないことを理由として入院や入所を断ることにつきましては、医師法や介護施設に関する省令に抵触するため、そうした事例はないものと考えております。 また、成年後見人等が選任されている場合につきましては、本人の意思をどのように尊重するのかといった確認が重要になりますが、本人に代わって後見人が契約等を行うため、スムーズに医療や介護サービスの利用が可能になると考えられますので、後見ネットワークセンターでの制度の周知に努めているところであります。 さらに、意思決定が困難な人で身元保証人がいない人につきましては、ご本人の判断能力によっては社会福祉協議会で実施をしております日常生活自立支援事業などのサービスにつなぐことも考えられますが、いずれにいたしましても地域包括支援センターなどの相談機関や病院の医療ソーシャルワーカー、ケアマネージャーなどとの連携体制により情報を共有しながら、支援の必要な方に必要な医療や介護がつながるよう適切に対応してまいります。 ○池ノ内秀夫議長 1番、高浦議員 ◆1番(高浦康彦議員) では、簡潔に再質問させていただきます。 大きい1番の地域防災計画の見直しについては、今回、経験したことのない避難行動でもありましたので、やはりぜひ職員の皆さんが直接住民と接触する中で、避難行動に当たった中で様々な要望、意見があったかと思います。ぜひそれを総括して、あるいはまとめて今後に生かすべく記録に残す、または、このガイドブックに反映するということにつなげていただきたいと思います。 それから、全体として地域防災計画の見直しは、国・県の動向によっては考えるというようなことなんですが、今のところ考えはないというんですが、例えば、私も改めて今回の新型コロナウイルスに対する対応はどうなのかということで、地域防災計画を見たんですよ。そうしたら、感染に対する防災計画というか災害対策には触れていないですよね。ということは、避難所になっている防災倉庫にどういう備蓄があるのか、これはマスク等々の備蓄や何かどうなっているのかということ、常任委員会でも質疑がありましたけれども、やはり全体的にそういう防災計画としてどうあるべきかということ必要ではないか。 この地域別防災ガイドブックに触れて、大きい1番の全体としての防災計画の見直しについて、この点について答えてもらいたい。 ○池ノ内秀夫議長 答弁を求めます。 川幡総務部長。 ◎川幡浩之総務部長 ご答弁申し上げます。 先ほども申し上げましたが、やはり災害対策基本法とか水防法、国の法律の改正、これに基づいて志木市の地域防災計画については行ってまいりたいと思います。 しかしながら、台風第19号災害で得た教訓、課題等々については十分承知しているところでございますので、これについては、実際の活動の中の内容をルール化したりとか、備蓄倉庫の拡充を考えたりとか、そういった部分についてはやっていくとともに、職員の配置の関連なんかも少し、今見直しをかけているところでございますので、そういった経験に基づいたものについては、ルールの改定はしてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○池ノ内秀夫議長 1番、高浦議員 ◆1番(高浦康彦議員) 続いて、浸水対策についてですが、いこいの小径の抜本的対策で、1つは、この問題は、館第二排水区と同時に館第一排水区とつながっているわけですよね。全体的に、その新座からの低地に対する流入というような問題策も講じると。具体的にはどうなのか、どういうのか分かりませんけれども、いずれにしても館第一排水区、館第二排水区に対する抜本的な浸水対策が求められるのではないか。何らかその点に対して考えはないか、お答えください。 ○池ノ内秀夫議長 答弁を求めます。 中森都市整備部長。 ◎中森福夫都市整備部長 ご答弁申し上げます。 排水域に関しましては、館第一排水区、館第二排水区でございまして、神明橋付近のところが館第一排水区、館第二排水区の区分け部分になってございます。いこいの小径周辺の浸水対策につきましては、館第一排水区のほうから雨水が流れ込んでしまうために発生している状況でございますので、今回、止水板を設ける形で対処していきたいと考えてございます。 ○池ノ内秀夫議長 1番、高浦議員 ◆1番(高浦康彦議員) 要望ですけれども、止水板、これは排水区外から来るというところに置くというような、これは一定のいろいろありますけれども、だから、第一、第二と、きちんとそれぞれの策として何らかの抜本的な新座との今後対応策、貯水池だとかいろいろも含めて、貯水槽と言うんでしょうか、地下に対する、そういうものも何らかの形で設ける必要が、抜本的な処置を講じるよう計画的に作成していただければと思います。要望です。 それから、3番目の医療、介護で、志木市でご高齢の一人の方、身元保証人のない方への対応という点では、日常的に地域包括ケア体制と切っても切れない関係にあります。 例えば、元気なときに事前指示書というものが個人から作られると、事前にきちんとした健康状態のときにそういうような指示書等々が作られると、いざというときに非常に役に立つと思います。ご検討いただきたいと思います。 それから、大きい4番の、今後の道路の私有建築物に明らかになったところで、今後指導していくと。これ、地域住民の方、危険な状態ですので、早急に対処するよう要望いたします。 それから、最後の解体工事については、いずれにしても今回の解体については、アスベストの飛散に対しては万全の処置を講じて、近隣住民または働く人たちの安全衛生管理、これ十分徹底されるように要望して、私の一般質問を以上をもちまして終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○池ノ内秀夫議長 以上で、1番、高浦議員の一般質問を終わります。--------------------------------------- △小山幹雄議員池ノ内秀夫議長 次に、8番、小山議員。     〔8番 小山幹雄議員登壇〕 ◆8番(小山幹雄議員) 議長のご指名をいただきました。 また例年のごとく3月11日、私の誕生日でありまして、この日に随分何回かやったかな。一般質問をこの最終日にさせていただきます。本当光栄に思っております。 今回、3点の一般質問をさせていただきます。よろしくお願いをいたします。過去何回か質問をさせていただきました中において3点を選ばせていただきました。 児童会館についてということで、志木地区には児童会館がない。どうしても児童会館がほしいという父兄の方が非常に多いんですね。児童会館は本当に子どもたちにとって今大変必要な建物ではないかな。ただ、児童会館を造るには、大変またお金もかかる云々がありますけれども、またこの後に質問に入りますけれども、その関連して、ぜひ考えていただきたいということで、志木地区に児童会館を建設についてということで市長にお尋ねしたいと思います。 次に、大きな2番、公共施設の複合化についてということで、例えば、1回目の質問にさせていただきました児童会館に関連しますが、公共施設、郷土資料館、前にも2回ほど質問させていただきましたけれども、公共建物の郷土資料館と埋蔵文化財保管センター、これを合体して複合化にして1つの建物でしたらどうかと。郷土資料館が大分老朽化して非常に危ないということですね。これを機にどうかなと。 それで、埋蔵文化財保管センターはきれいないい建物なんですよ、ちゃんと耐震も設備されていまして。そこに児童会館をどうだということで、私はこの質問は何回もやったんですけれども、この児童会館はどうかと。あそこに児童会館をもっていけば、あのまま建物を何も内装も変えずにそのまま児童会館にできるんですよね。ですから、ぜひそうしていただきたい。 埋蔵物文化財保管センター、こういうことはきついと思うんですけれども、本当無駄な建物だということは市内の皆さんが言う言葉で、あの建物は何、いや、あそこには埋蔵物が入っているんだよと、行ったことないと言うんで、では、行ってくださいよと言うと、いやという声が非常に多いんですよね。ですから、それを郷土資料館と一緒に複合化にすれば、志木市の歴史を学べるし、そしてまた、そのまた昔の歴史も学べるということでいい複合化になるのではないかなということで、複合化建設についてということで大きな2番の質問をさせていただきます。 次に、大きな3番、児童公園について。 これは、この公園についても何回もさせていただきました。公園には子どもがボール遊びがみんなできません。だから、ボール遊びができる公園を造ってくださいということを質問させていただいております。 ただ、志木市は、非常に狭い土地の中で公園をまた新たに造るというのは大変な苦労かかると思います。ですから、前にも提案させていただきました調整区域が1か所あります。そこの調整区域に、買うのは無理だとしたら、何とか地主さんと掛け合っていただいて、お借りするならしていただいて、児童公園、ボール遊びの、野球のできる公園、そしてまたサッカーのできる公園、子どもが、大人がではないですよ、そうしたボール遊びをできる公園をぜひ造っていただきたいということで、今回この3点を市長にお伺いしたいということで提案させていただきました。 本当に今回この質問が最後になります。32年間本当ありがとうございました。長い期間本当にありがとうございました。また、香川市長はじめ執行部の皆さん方にも大変お世話になりました。また、議員の皆様方にも大変お世話になりました。この場をお借りいたしまして、御礼を申し上げます。そしてまた、今後の志木市の発展を祈念申し上げまして、私の全ての質問をさせていただきました。終わりにさせていただきます。ありがとうございます。 ○池ノ内秀夫議長 答弁を求めます。 香川市長。     〔香川武文市長登壇〕 ◎香川武文市長 小山議員のご質問に順次ご答弁申し上げます。 初めに、1についてでありますが、小山議員ご質問の志木地区における児童館の設置につきましては、私も大きな課題であると捉えているところでありますので、まちづくり新35の実行計画に位置付け、その実現に向けあらゆる手法を検討し協議を重ねているところであります。 加えて、平成31年2月に実施をしました子育て支援についてのアンケート調査の結果においても、児童が安心して過ごせる場所の設置を望む声が多く寄せられており、このたび策定をいたしました第2期志木市子ども・子育て支援事業計画におきましても、重点施策として位置付けたところであります。 今後につきましては、4月から新たな組織として設置する公共施設マネジメント推進室が中心となって、各施設の統廃合、縮小の議論を加速していく計画でもありますので、こうした議論の中で、これまでも、その実現に向けてその都度一般質問でも取り上げてこられた小山議員の思いをしっかりと受け止め、子どもたちが安心できる居場所を確保する視点からも、志木地区への児童センターの早期設置を目指してまいる考えであります。 次に、2についてでありますが、小山議員から埋蔵文化財保管センターについて大変ただいま厳しいご意見もいただいたところでもありますが、現在、同センターでは、埋蔵文化財や出土品の展示スペースを設け、児童・生徒が郷土の歴史を学び、一般の方も見学することができる施設として年間およそ600人の方が来館されております。また、発掘後の土器や石器などの遺物の洗浄や復元のほか、国や県に提出する報告書の作成などの作業スペースとしても活用している状況にございます。 一方、お話にありましたとおり、郷土資料館につきましては、江戸時代末期に建設された建物を増改築したものでありますことから、大変老朽化が進行しており、また、耐火構造となっていないことからも早急に施設のマネジメント方策を決定しなければならない状況にございます。 小山議員からは、改めて埋蔵文化財保管センターと施設の老朽化が著しい郷土資料館を複合化し、多くの人が集まる施設として位置付けたらどうかとのご提案をいただきました。郷土資料館と埋蔵文化財保管センターの複合化につきましても、小山議員の長年にわたる思いであることは十分に承知をするところであります。 もとより本市は公共施設マネジメントに積極的に取り組む必要があることから、本市が保有する郷土資料の総量を把握するため、まずは今年度に郷土資料整理作業を実施したところでありますが、こうした複合化案は、国の財源を活用できる大変有効な手段と捉えているところでもあります。このようなことからも、今後につきましては、施設の建設場所等につきましては一定の制約があるものの議論の余地があるとは考えておりますが、小山議員の思いについてしっかりと引き継ぎまして、郷土資料館と埋蔵文化財保管センターの複合化の実現を目指し、議論を加速してまいります。 次、3についてご答弁申し上げます。 キャッチボールができる公園の設置につきましては、小山議員から旧福祉センター隣地を活用してはどうかと、これまでもご提案をいただいておりましたが、田畑以外で活用するためには、土地の造成や公園施設の整備、さらには擁壁の設置も必要となり、整備費用が多額になること、また当該用地が市街化調整区域であることから公園以外の活用方法も限定されてしまうことなどの理由により、これまでも協議は進めてまいりましたが、大変残念ながら地権者の了解が得られなかった状況にございます。 このようなことから、その他の手法を模索する中で、昨年6月には、下宗岡四丁目地内の秋ケ瀬児童公園へ、試験的に高さ3メートルの防球ネットを設置しましたところ、児童が放課後にキャッチボールやサッカーを楽しむなど利用者の方からは大変好評でありました。 今後につきましては、他の公園におきましても同様の整備ができないか、近隣住民の皆さんとも協議を重ねながら、小山議員との思いを共有しつつ、子どもたちが活気に満ちあふれ、また親子が笑顔でキャッチボールやボール遊びをすることができる公園整備の可能性をしっかりと探ってまいる考えであります。 さて、小山議員におかれましては、先ほどのお話にもありましたが、今期をもってご勇退をされるとのことでありますが、8期32年という大変長きにわたり市議会議員としてご活躍をされるとともに、振り返りますと、私が市議会議員に初当選した当時、同じ会派の先輩として、市会議員としての心構えをしっかりと教えていただきました。また、時には、夜遅くまでお酒を酌み交わしながら、お父様である小山正敏初代市長の偉業を大変笑顔で、ご満悦でお話になっていた小山議員の様子を今この場で昨日のことのように思い出しております。 今議会の一般質問で頂戴いたしました公共施設の再編につきましては、小山議員の1つの議員活動における課題であるとも捉えております。その思いをしっかりと受け止め、その実現に向けて必ずや前進をさせるとともに、先人の皆様たちが築き上げてきた郷土志木市の発展をしっかりと継承していく決意でありますので、引き続きお体ご自愛をされ、ご指導のほどよろしくお願いを申し上げます。 改めて、お誕生日おめでとうございました。 ○池ノ内秀夫議長 以上で、8番、小山議員の一般質問を終わります。---------------------------------------総務厚生常任委員会委員長報告、質疑 ○池ノ内秀夫議長 次に、本定例会に市長から提案されております第16号議案から第27号議案まで及び第5号議案から第15号議案まで並びに請願第1号を一括して議題といたします。 日程第2、総務厚生常任委員会委員長報告。 第16号議案から第19号議案まで、第21号議案から第23号議案まで、第5号議案から第10号議案まで、第12号議案から第13号議案まで並びに請願第1号について、総務厚生常任委員会での審査の経過と結果の報告は、お手元に配付してございます総務厚生常任委員会委員長報告のとおりであります。 総務厚生常任委員会の中で補足説明はございますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 次に、委員長報告に対して質疑のある方はどうぞ。     〔発言する者なし〕 ○池ノ内秀夫議長 質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。 以上で総務厚生常任委員会委員長報告を終わります。---------------------------------------市民文教都市常任委員会委員長報告、質疑 ○池ノ内秀夫議長 次に、日程第3、市民文教都市常任委員会委員長報告。 第20号議案、第24号議案から第27号議案まで、第5号議案、第9号議案、第11号議案、第14号議案及び第15号議案について、市民文教都市常任委員会での審査の経過と結果の報告は、お手元に配付してございます市民文教都市常任委員会委員長報告のとおりであります。 市民文教都市常任委員会委員の中で補足説明はございますか。     〔発言する者なし〕 ○池ノ内秀夫議長 次に、委員長報告に対して質疑のある方はどうぞ。     〔発言する者なし〕 ○池ノ内秀夫議長 質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。 以上で市民文教都市常任委員会委員長報告を終わります。--------------------------------------- △各常任委員会委員長報告に対する討論、採決 ○池ノ内秀夫議長 これより各議案等の討論、採決を行います。 初めに、第16号議案 志木市いじめ問題再調査委員会条例について、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第16号議案の採決を行います。 第16号議案は、総務厚生常任委員会委員長報告のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認めます。 第16号議案は総務厚生常任委員会委員長報告のとおり可決されました。 次に、第17号議案 志木市介護保険運営協議会条例について、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第17号議案の採決を行います。 第17号議案は、総務厚生常任委員会委員長報告のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第17号議案は総務厚生常任委員会委員長報告のとおり可決されました。 次に、第18号議案 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例について、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第18号議案の採決を行います。 第18号議案は、総務厚生常任委員会委員長報告のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第18号議案は総務厚生常任委員会委員長報告のとおり可決されました。 次に、第19号議案 志木市手数料条例の一部を改正する条例について、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第19号議案の採決を行います。 第19号議案は、総務厚生常任委員会委員長報告のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第19号議案は総務厚生常任委員会委員長報告のとおり可決されました。 次に、第20号議案 志木市印鑑条例の一部を改正する条例について、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第20号議案の採決を行います。 第20号議案は、市民文教都市常任委員会委員長報告のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第20号議案は市民文教都市常任委員会委員長報告のとおり可決されました。 次に、第21号議案 志木市学童保育条例の一部を改正する条例について、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第21号議案の採決を行います。 第21号議案は、総務厚生常任委員会委員長報告のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第21号議案は総務厚生常任委員会委員長報告のとおり可決されました。 次に、第22号議案 志木市子育て支援センター条例の一部を改正する条例について、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第22号議案の採決を行います。 第22号議案は、総務厚生常任委員会委員長報告のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第22号議案は総務厚生常任委員会委員長報告のとおり可決されました。 次に、第23号議案 志木市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第23号議案の採決を行います。 第23号議案は、総務厚生常任委員会委員長報告のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第23号議案は総務厚生常任委員会委員長報告のとおり可決されました。 次に、第24号議案 志木市市営住宅条例の一部を改正する条例について、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第24号議案の採決を行います。 第24号議案は、市民文教都市常任委員会委員長報告のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第24号議案は市民文教都市常任委員会委員長報告のとおり可決されました。 次に、第25号議案 志木市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第25号議案の採決を行います。 第25号議案は、市民文教都市常任委員会委員長報告のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第25号議案は市民文教都市常任委員会委員長報告のとおり可決されました。 次に、第26号議案 志木市入学資金貸付条例を廃止する条例について、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。     〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議がありますので、2番、水谷議員 ◆2番(水谷利美議員) 第26号議案 志木市入学資金貸付条例を廃止する条例に反対をいたします。 今回志木市が廃止をしようとしたその理由として、大学等における修学の支援に関する法律の施行によりまして廃止をしていきたいということです。 しかし、今回創設されました内容は、対象者が住民税非課税及びそれに準ずる世帯ということになっております。低所得者の救済のためにつくられた制度となっております。その内容は、授業料の減免、国公立の大学でいきますと入学金28万円、授業料約54万円となっています。この金額が適用される人は、非課税世帯、4人世帯で年収270万円となっております。そして、さらに年収300万円の人につきましてはこの3分の2、年収が380万円につきましては3分の1の減免という金額になっております。 志木市の条例は、収入に関係なく貸付けをする制度でありまして、今回の内容ではまだまだ不十分で、志木市の貸付け制度については引き続き必要だと考えています。 確認をいたしましたところ、今年度の申込み件数は、大学が3件、高校1件の申込みが来ているということですので、これは継続すべきものであり、条例の廃止に反対をいたします。 ○池ノ内秀夫議長 ほかに討論はございませんか。 7番、安藤議員。     〔7番 安藤圭介議員登壇〕 ◆7番(安藤圭介議員) 第26号議案 志木市入学資金貸付条例を廃止する条例について、賛成の立場から討論をさせていただきます。 経済的に厳しい世帯への修学支援制度については、国においてこの4月から施行される大学等における修学の支援に関する法律で、真に支援が必要な低所得者世帯の方々に対して、入学金や授業料を免除し、返済が不要な給付型奨学金の対象を拡大することとなりました。また、高等学校においても同じく4月から就学支援金の上限額を引き上げ、私立高校授業料の実質無償化がスタートします。さらには、昨年11月に国が策定した子どもの貧困対策に関する大綱においては、生活困窮世帯等への進学費用等の負担軽減について生活福祉資金貸付制度をあげており、就学に係る支援制度は一層充実、多様化しています。 このような状況において、本市が行っていた入学資金貸付制度は一定の役割を終えたと言えるのではないでしょうか。 今後において、経済的に厳しい世帯の方々が新制度をより多く活用できるようにすることが、質の高い教育の機会の確保につながるものと考えることから、この本案に関して賛成させていただきます。 ○池ノ内秀夫議長 ほかに討論はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 討論なしと認め、討論を終結いたします。 第26号議案の採決を行います。 第26号議案は、市民文教都市常任委員会委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○池ノ内秀夫議長 起立多数であります。 よって、第26号議案は、市民文教都市常任委員会委員長報告のとおり可決されました。 次に、第27号議案 志木市道路線の認定について、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第27号議案の採決を行います。 第27号議案は、市民文教都市常任委員会委員長報告のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第27号議案は、市民文教都市常任委員会委員長報告のとおり可決されました。 次に、第5号議案 令和元年度志木市一般会計補正予算(第8号)について、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第5号議案の採決を行います。 第5号議案は、各常任委員会委員長報告のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第5号議案は、各常任委員会委員長報告のとおり可決されました。 次に、第6号議案 令和元年度志木市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第6号議案の採決を行います。 第6号議案は、総務厚生常任委員会委員長報告のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第6号議案は、総務厚生常任委員会委員長報告のとおり可決されました。 次に、第7号議案 令和元年度志木市介護保険特別会計補正予算(第3号)について、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第7号議案の採決を行います。 第7号議案は、総務厚生常任委員会委員長報告のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第7号議案は、総務厚生常任委員会委員長報告のとおり可決されました。 次に、第8号議案 令和元年度志木市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第8号議案の採決を行います。 第8号議案は、総務厚生常任委員会委員長報告のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第8号議案は、総務厚生常任委員会委員長報告のとおり可決されました。 次に、第9号議案 令和2年度志木市一般会計予算について、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。     〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 2番、水谷議員 ◆2番(水谷利美議員) 令和2年度志木市一般会計予算に反対し、討論を行ってまいります。 まず、第1番目に、子ども医療費の問題です。 毎回一般質問でも取り上げてまいりましたが、志木市は、税完納要件というのを撤廃しないでおります。 今回の時点で、この制度を受けていないであろう人数をきちんと調べていただきたいということで担当の方にお願いをいたしましたところ、志木市の小・中学生の人数から認定されている人数、さらに他の制度で受けている人たちを差し引きました人数が、78名という数字が出てきました。1人当たりの医療費というのは、補助金は年間で約3万円です。80名と考えますと、240万円で全ての子どもたちが救済できるという数字が計算されます。 私は、一刻も早くこの税完納要件というのを撤廃して、子どもたちが安心して医療にかかれる制度にしていくべきだと考えております。 2点目、差押え問題です。 差押えの件数が本当に年々増えてきて、他市に比べまして非常に多い件数となっております。 今回の施政方針の中で、資力があるにもかかわらず納税意識が低い滞納者に対しては、法に基づく適正な滞納処分を執行するとしております。総括質疑の中で、資力とは、どのよう基準で判断するのかという質疑をいたしましたところ、国税徴収法に基づいて計算をするということでした。これは、これまでと全く同じです。この法律の計算は、生活保護基準の程度の生活費の計算だけになっております。世帯主が10万円で、家族が4万5,000円のこの計算で、それを差し引いた金額を、市としては資力があるという判断をするというとんでもないお話になりました。この制度では、家賃というのは認められておりません。生活保護以下の金額しか認めないという内容であります。 私は、志木市が行っているこの差押えは、あまりにも強引だと思っております。給与の差押えは、滞納がなくなるまで続けるという大変厳しいものです。これでは生活はできませんので、強引な差押えは見直しをすべきだと考えます。 3点目に、放課後志木っ子タイムでございます。 これは、令和2年度から全ての小学校で導入をするという方針が示されました。これまで私が問題にしてきましたのは、午後5時から集まる学童保育の部分です。この制度の導入前は、学童保育で児童の見守りを行っていたわけですが、その金額が2億7,000万円でした。新しい制度では、この学童保育の部分が1億6,675万円となり、1億円以上も減になっています。 初めて導入したときに、学童保育の部分の委託料が低い理由について確認しましたところ、ほとんどの子どもたちは午後5時までに帰るので、学童保育の人数は減になると考えている、このような説明をされておりましたが、実態は全く減っていません。そればかりか、どんどんと学童保育を希望する人数は増えてきております。この1億円の減は、どこにしわ寄せが行っているのでしょうか。学童保育の指導員さんの人数は変えていないということが繰り返されております。そうなりますと、待遇が非常に悪くなっているのではないかと思われます。 この低い理由について、委託を受けた事業者側の問題だと、志木市の責任はないとの見解を示してきましたが、これはあまりにも無責任だと思います。志木市の公的な仕事をお願いしているわけですので、きちんと生活できる賃金は保障をされなければならないと思っております。志木市は実態をきちんと把握をして、きちんと改善をしていくべきだと思っております。 4点目です。市民体育館の指定管理の問題についてです。 今回の委員会で、ミズノグループの管理について質問をしました。広報しきにミズノ体育スクールについての募集というのが出ておりました。その中に、月謝については申込みしたときにお話をしますということで表記がされておりませんでしたので、これについて金額は幾らになっているのかということで質問しましたが、これは、その段階では分からないので、後でお知らせしますということでした。 その金額を確認していただきまして、大変びっくりしました。入学金が3,500円、月謝が6,300円、ユニフォーム上下で4,200円、非常に高い金額が設定されておりまして、ミズノグループが公共の施設を使って堂々と営利事業を展開している、そういう姿になっています。委託をするときに、本当に心配していたのですが、そのとおりになっていると。5月からこの事業をしていたということですが、これは本当におかしいと思います。 この施設につきましては、もちろん市民が安くスポーツを楽しめる施設として、市民の税金で整備をして、税金で運用をしていただいているものです。これは、委託業者の見直しを、私はすべきだと思っておりますので、早急に再検討をすべきだと思います。 いろは親水公園の魅力倍増事業というのが、新しい事業として出てきました。1年間かけて事業者に集まっていただいて、いろいろプランをいただいたということですが、一体何をしようとしているのかなかなか分かりづらい内容になっています。カフェを造っていくとか、プレイパークを造るとかという文章だけは出ているんですが、令和2年度におきましては、この公園の改修の設計の事業費が1,500万円がもう組まれております。そして、令和3年には、3か年計画で見ますと、約3億円の予算が計上をされているところです。相当大きな事業になるだろうと考えられます。 現在、いろは親水公園は、埼玉県が整備を進めてきておりまして、十分に市民が楽しめる環境が整っていると思っています。天気のよい日は、多くの親子連れで車もびっしりと並んでいます。3億円もかけて整備することを市民は本当に望んでいるのだろうかと大変疑問です。業者の提案だけで動き出そうとしておりますが、市民の同意をきちんと求めるべきだと思います。まず、基本構想を示して、市民の意見を聞く。今回の進め方はあまりにも突然で、とっぴで、そして大きな予算がつくられていることに大変心配です。 委員会では、パブリックコメントを考えているという答弁は返ってくるのですが、残念ながら、パブリックコメントは全く意見が出てこないという実態が続いております。内容をきちんと説明をする。この努力はきちんとしていただきたい。これは再検討をしていくべきだと思っております。 基幹福祉相談センターの設置というのが出てまいりました。現在の福祉課に配置されております生活相談センター2名です。費用については約1,000万円。そして、長寿応援課に所属しております後見ネットワークセンター、これは2名ですけれども、時間によりましては弁護士等が来ていただくということで、費用としては現在1,657万円ということになっております。今回新たに障がい者の相談支援業務を立ち上げていきたいということで、この3つを基幹福祉相談センターという形でつくり上げていきたいという内容になっています。 まず、金額なんですけれども、この3つの予算を考えますと、約3,600万円程度と思われますが、今回の予算を見ますと、今出ております概要説明の2,730万円は半年分ということで、年間にしますと5,460万円です。1.5倍ほどの予算が考えられていると、一体どういうことになるんだろうかと思っております。 中身の運用の問題も、私は、切り離すことが本当に正しいのかということを疑問を持っております。例えば、生活相談センターにおりますこのお二人は、生活保護の相談のまず第1番目の窓口ということになっておりまして、就労の相談や家計簿の見直しなどのお話もあるんですが、その後生活保護にどうつないでいくかという業務が非常に多い業務です。これが、例えば離されまして、違うところで相談をして、その後、生活相談のところの窓口に行くということになりますと、これは本当に二度手間になるだろうと。現在は、すぐ隣に配置されておりますので、話はスムーズに動いているという流れ、これが切られてしまうと、私は思っています。 もう一つ、これから新しくつくる障がい者福祉の相談の窓口なんですけれども、現在は、その現場の障がい者福祉の窓口で全ての対応が行われているといういうことです。これも先ほどの生活相談と同じように、一旦こちらに行って、実際の福祉の内容の詳しい、例えば手帳の手続とか医療の手続になりますと、障がい者担当の福祉課のところに行って話になると、これは二度手間の話になると思います。 ばらばらにして1つのセンターを置くことにつきましては、業務の中身も、そして金額もやはり不思議な金額が出てきておりまして、これは、私は、もう一回見直しをきちんとするべきであろうと考えるものであります。 254バイパスの問題についてです。 本格的な工事が始まっております。宗岡地区は非常に地盤が軟弱であるということで、地下30メートルまでの地盤環境工事が必要となり、今その工事が進められております。埼玉県は、さらにさいたま東村山線までの部分開通をする方針を示しております。その日程が2年後、令和4年3月となっています。本当にこれが実行されたら、宗岡は大きく変わる大変な地域になるだろうと思っています。 しかしながら、課題につきまして協議を進めているんですが、なかなかそれの解決法が全く見えていません。むじな橋の歩道橋にエレベーターを設置すること、浄水場前の道路の部分につきましては手押し信号機の設置をすること、そして何よりも高齢者が非常に多くなっている中で安全に交差点を渡れるのか、本当に心配がされています。歩行者の分離信号機はどうしても必要だと思っています。さらには、騒音、振動の問題が深刻になってくるだろうと思われます。市民の暮らしと、そして命をきちんと守っていくために、志木市は全力を挙げて取り組んでいくべきだと思っております。 それでは、教育の問題について何点か触れていきたいと思います。 まず、宿泊学習の補助金の問題です。 八ケ岳自然の家(野辺山)の宿泊が続いておりました。ここには小学生・中学生それぞれ1人5,000円の補助金がつけられております。しかしながら、令和元年度から中学生の補助金が減らされてしまっているということになりました。補正予算の段階でこの話を聞いて大変びっくりしたんですが、八ケ岳自然の家(野辺山)の施設を利用するときには1,000円に引き下げられまして、他市の施設を利用したときには5,000円の補助にしたということなんですね。残念ながら、当初予算でこの説明を聞いた記憶が全くないんですが、保護者の負担の軽減をするために、なぜ八ケ岳自然の家(野辺山)の負担を1,000円としたのか全く理解できません。これまでどおり、きちんと5,000円の補助に戻すべきだと思います。 かかる費用について確認をしました。八ケ岳自然の家(野辺山)は1万5,000円かかると。他市の施設を利用という形では、今スキーとしてほかの施設を借りて行っていると。これは3万円もかかるということです。そうしますと、私は、一人ひとりの5,000円はきちんと確保しながら、他市の施設を利用する、ここについては補助をきちんと引き上げていくという形にしていかないと、なかなか親御さんの負担は減らないということになりますので、これはきちんと見直しをするべきだと思っています。 複数少人数学級の問題についてです。 2019年度から17年続いておりました少人数学級を廃止をして、新しい制度を導入してきました。さらには、Z会の塾の講師の派遣というのを強行いたしました。2019年度がスタートしたと同時に、検証委員会というのが設置されまして、3回の会議が行われております。この会議は、検証委員会というよりも塾の講師の派遣の効果を進めていく推進会議となっております。どのように進めれば、塾の講師の派遣の効果が上がるのか、このような議論が進められていると思います。 教育委員会の目的は、塾の講師の派遣は、算数、国語の学力テストのために効果を上げることを目的として派遣をしました。しかしながら、現場では、勤務時間が午前8時半から午後5時まで、夏休みは一切出勤しません。長期休暇、春休みの出勤もありません。このような契約で進んでおりまして、現場では足並みがそろわないということで、大変皆さんから不満の声が上がっています。 また、このところから派遣されている教員で、経験が全くない、免許はあるけれども、教員の経験が全くない人が配置をされて、全て担任の方が指導をするということで負担がとても大きいというお話も入ってきています。さらには、職員室での点数の丸つけ、資料作り等の仕事も多いということが、3回の会をやるたびに出てくるという内容のものになっています。塾の講師の効果はなかなか出てこない。そればかりか、現場では大変な混乱をしているということの内容になっていると思います。 一方、少人数学級が廃止をされたその影響について、現場の皆さんからは、1、2年生はこれまでは二十二、三名だったのが、今回の廃止がされたために32名から33名になる教室が出てきており、先生は相当負担が多いという声が出てきております。スマート教員という形で教員を配置しているならば、これはきちんと担任を持たせてほしいという声が非常に多いです。1つのクラスを責任を持って担任をしていただきたい。そのほうがよっぽどありがたい。少人数学級のほうが一人ひとりの子どもたちに向き合うことができる。子どもたちにとっても、教師にとっても落ち着いた教育環境になるという声も多く聞かれております。 私は、少人数学級に早急に戻すべきだと考えております。 最後です。 教育行政の在り方について、ここ数年非常に乱暴な運用がされているということがとても気になっております。 まず、教育委員会の会議を非公開としました。会議録についても非公開とするということで規則が改悪されております。 少人数学級の廃止のときの経過でございますが、会議録も作っておりませんでした。教員の意見はもとより親御さんの意見も全く聞いていない。一方的に廃止を決めております。そして、突然塾の講師の派遣というのは、教育委員会の内部での議論で教育長が決定をしたというお話になっています。そして、前回質疑しました学力テスト、広報しきへの公表についても全く同様で教育長の判断で行ったということになっています。 この学力テストの公表の問題につきましては、十数年前に、会議録が実は残っておりました。埼玉県で一斉に学力テストを導入するというときに、教育委員会の意向という形でお伺いがされております。そのときの教育委員会は、公表はしないという条件でならば参加をするという方針を打ち出しています。この学力テストの公表というのは、いろいろな捉え方をされてしまいます。点数を重点するというものの考え方を広めてしまうために、教育委員会としては慎重だったんです。でも、今回は、教育長の判断で乱暴にも発表したということになります。この間、現場の先生、保護者の方たちの意見が全く反映されないままに一方的に押しつけるということが非常に多くなっています。 そして、今回、志木第四小学校のプールを民間委託をするという問題も出てきました。民間のプールを使用する方針が予算化されておりまして、430万円という金額が出ております。 この問題につきましては、市長の市政報告にも出ております。学校プールを使用した水泳指導については、老朽化が進む学校プールの使用も含めて、本市の今後の水泳指導の在り方を、志木市水泳指導のあり方基本方針検討委員会において慎重に議論をいただいたところであります。同委員会からは、年間の小中学校のプールが老朽化し、維持・更新費用も年間でおよそ6,500万円を要することから、今後の児童・生徒の推移も踏まえて、将来的には、学校プール施設の共同利用や民間事業者との連携した指導の実施など、あらゆる方法の検討を行うべきとの意見をいただいたところです。こうしたことから、今回、志木第四小学校につきましては、老朽化が進んでおりますので、民間のプールを使うということになったというふうになっております。 この6,500万円という数字が一体どういう計算でされていたのかということを確認をいたしました。そうしましたところ、維持管理費、1校当たり236万2,000円。これは、大規模改修みたいなものが入って、老朽化の一部の更新代、あと電気代も入っているということで、この数字を出してきています。そして、更新の費用です。1校、例えば今の志木第四小学校を全部建て替えをするということになりますと、1億2,000万円かかるということになっているということです。40年間使用しますと、年間300万円という計算になると。これを小中学校12校を掛けますと6,314万円になるんですが、約6,500万円かかるんだという数字を割り出しております。これはあまりにも乱暴だなと思います。 委員会で質問をしました。国のその補助金はないのかということで確認をいたしましたところ、約3分の1は補助金が出るということですので、これは8,000万円で計算するべきであろうと思っております。8,000万円で40年間で割ると、1年当たりで200万円です。1校で、例えば志木第四小学校で考えてみますと、1年間の建物としましては200万円、維持管理費が236万円で合計436万円になります。そして、今回民間のプールの委託料430万円。全く金額が同じに出てきました。 そうしますと、この内容はきちんと説明をして、現場の先生や、そして保護者の皆さんの意見をきちんと聞くべきだろうと私は思っています。今回全くその意見を聞いた形跡がありません。一方的に教育委員会が方針を決めたということで、とんでもない6,500万円という金額だけが一人歩きしたという内容になっています。これは、あまりにも乱暴な進め方だと思っております。 このような教育委員会の在り方には大変問題があるということを指摘をして、反対討論といたします。 ○池ノ内秀夫議長 ほかに討論ございますか。 吉川議員。     〔9番 吉川義郎議員登壇〕 ◆9番(吉川義郎議員) それでは、第9号議案 令和2年度志木市一般会計予算に、賛成の立場から討論をいたします。 香川市長が施政方針演説の中でも示されたとおり、全ての人が互いの人格と個性を尊重し合い理解し合いながら共に生きていく共生社会の実現、老朽化が進行した公共施設の更新、さらにはAIやRPAといった新たな情報通信技術の導入など、これまで経験したことのない厳しい局面に対しても、課題を絶対に先送りしないという香川市長の強い信念が随所に表れた予算であると実感をしております。 今回の予算には、公明党が予算要望したもの、一般質問などで提言した内容がたくさん盛り込まれています。例えば、白血病患者が苦しい治療を克服して再度各種のワクチンを接種しなければならないとき、再接種費用を助成する事業や、幼児教育の無償化から除外された幼稚園類似施設への助成事業、各小中学校のICT教育推進費用など、市民からの要望がたくさん実現されています。 このような市民からの声、要望に対して、個別の事業に対して反対するのは理解できますが、市民の生活がかかっている全ての事業の予算に反対することは納得できません。自分たちの気に入らない事業があるから全ての事業に対する予算に反対するという発想が理解できません。第一に考えるべきは、市民であり、市民生活の向上であります。 そのほかの施策につきましても本市の精神的な取組である健康づくり3大プロジョエクトが展開され、「志木っ子元気!子どもの健康づくりプロジェクト」が市内2校の小学校に拡大されるとともに、さらに西川議員が提言された高齢者がいつまでも元気に暮らしていただけるための取組となるフレイル予防プロジェクトが開始されます。あわせて、食による健康づくりである「おいしく減塩!「減らソルト」プロジェクト」の一層の推進が盛り込まれるなど、子どもたちから高齢者まで市民一人ひとりの健康づくりを推進する取組に対して大きな期待を寄せているところであります。 また、多様化、複合化する福祉分野の相談を1つの窓口で解決する基幹福祉相談センターの開設により、福祉相談機能が強化されることは、市民の暮らしやすさ向上につながるものであり大変喜ばしいことであります。 さらに、令和2年度をもって市内全ての小中学校の体育館に空調設備の設置が完了することは、記録的猛暑から子どもたちの健康を守るのみならず、有事の際の避難所機能の強化を果たすこととなり、大規模自然災害への対策として大変有効なものであると考えております。 令和2年度一般会計予算は、市民と市役所が一体となり、これらの事業を一つひとつ実施することにより、「市民力でつくる未来へ続くふるさと志木」が明確に形づくられるものと期待されることから、大いに評価をし、本案に賛成するものであります。 ○池ノ内秀夫議長 ほかに討論ございますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 討論なしと認め、討論を終結いたします。 第9号議案の採決を行います。 第9号議案は、各常任委員会委員長報告のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○池ノ内秀夫議長 起立多数であります。 よって、第9号議案は、各常任委員会委員長報告のとおり可決されました。 会議の途中でありますが、ここで暫時休憩いたします。 午後は1時40分から再開いたします。よろしくお願いします。                              (午後零時09分)---------------------------------------池ノ内秀夫議長 休憩を閉じ、再開いたします。                              (午後1時40分)---------------------------------------池ノ内秀夫議長 休憩前に引き続き、会議を続行いたします。 次に、第10号議案 令和2年度志木市国民健康保険特別会計予算について、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第10号議案の採決を行います。 第10号議案は、総務厚生常任委員会委員長報告のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第10号議案は総務厚生常任委員会委員長報告のとおり可決されました。 次に、第11号議案 令和2年度志木市志木駅東口地下駐車場事業特別会計予算について、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第11号議案の採決を行います。 第11号議案は、市民文教都市常任委員会委員長報告のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第11号議案は市民文教都市常任委員会委員長報告のとおり可決されました。 次に、第12号議案 令和2年度志木市介護保険特別会計予算について、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第12号議案の採決を行います。 第12号議案は、総務厚生常任委員会委員長報告のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第12号議案は総務厚生常任委員会委員長報告のとおり可決されました。 次に、第13号議案 令和2年度志木市後期高齢者医療特別会計予算について、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第13号議案の採決を行います。 第13号議案は、総務厚生常任委員会委員長報告のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第13号議案は総務厚生常任委員会委員長報告のとおり可決されました。 次に、第14号議案 令和2年度志木市水道事業会計予算について、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第14号議案の採決を行います。 第14号議案は、市民文教都市常任委員会委員長報告のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第14号議案は市民文教都市常任委員会委員長報告のとおり可決されました。 次に、第15号議案 令和2年度志木市下水道事業会計予算について、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第15号議案の採決を行います。 第15号議案は、市民文教都市常任委員会委員長報告のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、第15号議案は市民文教都市常任委員会委員長報告のとおり可決されました。 次に、請願第1号 「志木市におけるパートナーシップの認証制度(仮称)および性的少数者に関する諸問題への取組み」に関する請願書について、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、請願第1号の採決を行います。 請願第1号は、総務厚生常任委員会委員長報告のとおり採択することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、請願第1号は総務厚生常任委員会委員長報告のとおり採択されました。--------------------------------------- △第28号議案の上程、説明、質疑、討論、採決 ○池ノ内秀夫議長 次に、日程第4、第28号議案 令和元年度志木市一般会計補正予算(第9号)の件を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 香川市長。     〔香川武文市長登壇〕
    ◎香川武文市長 第28号議案 令和元年度志木市一般会計補正予算(第9号)について、ご説明申し上げます。 今回の補正につきましては、国のGIGAスクール構想に基づき小中学校の情報通信ネットワークを整備するため、歳入歳出ともに1億9,140万円を追加し、予算総額を264億9,947万9,000円とするものであります。 なお、詳細につきましては担当部長よりご説明申し上げます。 ○池ノ内秀夫議長 次に、詳細説明を求めます。 川幡総務部長。 ◎川幡浩之総務部長 第28号議案 令和元年度志木市一般会計補正予算(第9号)について、ご説明申し上げます。 今回の補正につきましては、歳入歳出それぞれ1億9,140万円を追加し、予算総額を264億9,947万9,000円とするものであります。 内容につきましては、事項別明細書でご説明申し上げますので、恐れ入りますが、補正予算書の10ページからご覧いただきたいと存じます。 まず、歳入についてでありますが、15款2項国庫補助金につきましては、国のGIGAスクール構想に基づく公立学校情報通信ネットワーク環境施設整備費補助金として、国庫補助分の2分の1を受け入れるものであります。 次に、19款繰入金につきましては、本補正予算の財源を補填するものとして、財政調整基金から629万円を繰り入れるものであり、補正後の年度末基金残高をおよそ24億9,300万円としたものであります。 次に、22款市債につきましては、小中学校情報通信ネットワーク環境施設整備事業債として地方債を活用するものであります。 一方、12ページからの歳出についてでありますが、10款教育費、2項小学校費、2目教育振興費につきましては、小学校情報通信ネットワーク環境施設整備に係る保守点検業務委託料のほか工事請負費を併せて1億2,820万円計上するものであります。 次に、10款教育費、3項中学校費、2目教育振興費につきましては、中学校情報通信ネットワーク環境施設整備に係る保守点検委託業務料のほか工事請負費を併せて6,320万円計上するものであります。 なお、小中学校情報通信ネットワーク環境施設整備事業につきましての事業完了は、令和2年度見込みのため併せて繰越明許費を設定いたします。 加えて、庁舎建設工事に係る建設工程の見直しに伴い入札の時期が令和2年7月になる見込みであることから、庁舎建設工事発注支援業務の委託期間を延長させるため、庁舎建設事業費につきまして繰越明許費を設定いたします。 さらには、地権者の諸事情により用地取得に係る契約の締結に至っていない生活道路快適化事業につきましても、事業の完了が令和2年4月以降となる見込みのため繰越明許費を設定するものであります。 説明は以上であります。 ○池ノ内秀夫議長 以上で、議案の提案理由の説明を終わります。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております第28号議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認めます。 よって、第28号議案は委員会付託を省略することに決しました。 これより議案に対する質疑に入ります。 質疑のある方はどうぞ。 2番、水谷議員 ◆2番(水谷利美議員) それでは、何点かお伺いをいたします。 今回、補正という形で急遽上程したという、その理由についてお伺いをしたいと思います。 国の予算がいつの段階で決まって、中身についてはやはり詳しいお話を聞きたいと思うんですよね。そうすると、6月議会のときに出すというようなことをできなかったのかということも含めて、時間的な問題を含めて、なぜ今回出たのかということです。 それと、GIGAスクール構想という言葉が出てきたんですけれども、これについてもう少し詳しく、どういう構想で今回出てきているのかということ、その内容をきちんと教えていただきたいと思います。 ○池ノ内秀夫議長 答弁を求めます。 土岐教育政策部長。 ◎土岐隆一教育政策部長 ご答弁申し上げます。 GIGAスクール構想でございますが、こちらはなぜ今回の追加補正になったかというご質問ですが、こちらにつきましては、GIGAスクール構想の打ち出し等が遅かったというところもございます。それと、このGIGAスクール構想に参加をするかどうか、それが教育委員会の中で十分打ち合わせた上で、今回こちらに手を挙げるということで決まったというところで、こちらにつきましては、今回の補正、本来の3月補正に間に合わなかったというところがございます。今回追加の補正ということで上程をさせていただいたところでございます。 あとGIGAスクール構想の考え方は、国が打ち出しているのは、児童・生徒一人1台の端末を持つこと、それと、それに見合った高速の大容量の通信ネットワークを一体的に整備するということで打ち出したというところでございます。 これにつきましては、令和の時代における学校のスタンダードという考えのもと、新しい教育の技術革新、またICTの積極的な導入によってまた新たな教育を進めていく、そういった考えのもとでこのGIGAスクール構想が立ち上がったということでございます。 以上でございます。 ○池ノ内秀夫議長 2番、水谷議員 ◆2番(水谷利美議員) そうしますと、まず参加するかどうかについては市町村の判断で、今回参加するか、来年度参加するかということも、それは時期的には選べたんだと、けれども、志木の場合は今回手を挙げたと、急いでやりましょうという構想を持ったということになるんでしょうか。そのときに、一人1台の端末を持たせる授業、それと大容量のシステム変更のための通信データのやつだということになるんですけれども、今回の予算が出ておりますのは、あくまでも通信システムの費用であると。そうすると、一人1台のタブレットについては、今回の予算には入っていないという意味になるんでしょうか。 全体的な予算というのは、一体どのくらいかかって、市町村の負担というのはどうなるのかということも教えていただきたい。今回の内訳を見ますと、国からは4,000万円くらいしか入っていませんよね。あとは起債を起こしているということになってきます。今後も、例えばこういう整備については、市町村の負担は相当大きくなるのではないのかということがとても気になります。 それと、教育の内容の問題について、このシステムを使ってどのような教育をしていくのかというところについてお伺いしたいと思います。教科としましては、どういう教科がこのシステムを使うのかということです。 もう一つが、一人ひとりの個人をきちんと、先ほど吉川議員が詳しくお話あったことをお伺いしていますと、一人ひとりその端末を持っていただいて、AIが授業をしていくというお話があったんですが、そういう仕組みになるものなんですかということも含めて教えてください。 ○池ノ内秀夫議長 土岐教育政策部長。 ◎土岐隆一教育政策部長 ご答弁申し上げます。 今回補正でのせさせていただいているのは、高速大容量の通信ネットワークの設置ということでございますが、こちらにつきましては、水谷議員おっしゃるとおり、今年度の補正とあと来年度ということで2か年にわたって補助が出るというようなことで検討したんですが、なぜ今年度かと言いますと、令和元年度中に申請することによって補助また起債等有利な状況になると判断したことによって、今年度追加ということで上程をさせていただいたところでございます。 このGIGAスクール構想につきましては、こちらのネットワークの環境整備に加えまして、タブレット一人1台持つというような構想でございます。これにつきましては、令和5年度までに整備をするようにというようなことになっておりまして、とりあえず今回は、最終的に1人1台を持って授業、勉強するようなところを、皆さんが使っても十分耐え得る情報量を賄えるネットワークを先につくっておくというような状況でございます。 それと、今後これ一人1台タブレットを使ってどういった授業をするかということでございますが、こちらにつきましては、あらゆる授業に使っていくような状況です。例えば、タブレットを使って、今もやっておりますが、理科とかそういったところで映し出して一人ひとりが使っていくような形もございます。そういったことを進めていくような状況でございます。 あとAIを使ってやっていくのかということでございますが、それはあくまでも教育の手法の一つということでございますので、あくまでもAIのみを使って進めていく、そういった方向に行くということではないということでご理解を賜りたいと存じます。 以上でございます。 ○池ノ内秀夫議長 2番、水谷議員 ◆2番(水谷利美議員) 国が示しているこのGIGAスクール構想においては、このAIの授業というのも全面的に打ち出してきているものなんですか。その辺の構想の中身が分からないんですが、その辺をご説明いただけますでしょうか。 それと、タブレットの整備については令和5年度までという言い方をしているんですけれども、先ほど令和元年度と2年度に補助金がつくと言ったんですか。そうすると、それ以降はつかないというそういう意味なんでしょうか。来年度中に、例えばやっておけば、補助金と起債が有利になものがつきますよ、そういう仕組みになっているんですか。令和2年にタブレットのことなども考えていらっしゃるんでしょうか。 金額的には幾らと計算していますか。多分その情報は来ているでしょうから、国の補助金が幾らで、起債がどのくらいでというようなことが分かれば教えていただきたい。 やっぱりこれはものすごい金がかかると、維持管理費もこれからものすごいかかるという話もひとつ出ておりまして、基本的に、こういう構想で教育の中身は大きく変わるということについて、本当にメリットだけなんですか。デメリットは全くないんですかということをお伺いします。 ○池ノ内秀夫議長 土岐教育政策部長。 ◎土岐隆一教育政策部長 ご答弁申し上げます。 ただいま令和元年、2年の補助金の関係ですが、こちらについては、先ほどお話しした高速大容量の通信ネットワーク、これが令和2年度までに整備をしてほしいということで、ですから、タブレットは令和5年度までということになっております。 タブレットの補助につきましては、定額ということになっておりまして、1台につき4万5,000円、これが上限ということになっております。出た分につきましては各市町村というようなことでございますが、こちらは精査しまして、4万5,000円の範囲で収まれば、100%国からの補助金ということで賄えるような状況になっております。 今後の計画につきましては、国のスキームに従って、計画的にタブレットを入れていくような状況でございます。 ですから、今幾ら最終的にかかるとか、そういうようなご質問でございますが、今のところ購入する状況、また入れるソフト等も勘案した形でまだ出していないような状況ですので、まずは、そういった容量でも十分対応できる環境を整備するというようなことで、今回補正のお願いをしているような状況でございます。 以上でございます。 ○池ノ内秀夫議長 2番、水谷議員 ◆2番(水谷利美議員) GIGAスクール構想が随分前から議論はされていたようで、そもそも文部科学省の審議会においては16年の段階で、デジタル教科書によります教育の在り方については、地域ごとのインターネットの環境が異なることや健康への不安があるので、全面的な導入を拙速に進めるべきではないという方針を示していたんです。今回これが急速に出てきたのは、政府の意向と合わせて経済産業省の提言がすごく大きくて、やはりこのようなAIなどをやっている、あるいは通信網を管理している事業所が非常に押しているというところから出てきて、教育としての観点というのは、非常に私は問題があるのではないかととても心配なんです。 もう一点お伺いしたいんですが、この電波障害による子どもたちへの影響というのが実は出てきていると聞いているんですが、その点について教育委員会としては認識なさっているのでしょうか。 国によっては、これが大変問題になって、無線LANはやめて有線に切り替えるという国が出てきているという事態なんですね。コンピューターに囲まれている子どもたちの健康の影響というとても大きい問題もあって、本当にコンピューター漬けの教育の在り方は正しいのだろうかと、とても私なんかは気になっています。 どうも先ほどの話を聞きますと、やはりAIというのが教育を全部行って、あとは先生がちょっとチェックをするというような動きになるのではないかと。アメリカが先行しておりまして、これを全部取り入れてやっているというところのお話があります。一人ひとり区切られた中にタブレットをやりながらと。それで、教員はいません。教員は機械の故障などを点検するということで、非常勤の人が1人見ているという教育環境を、どうも将来的に日本も考えていく、その流れを取り入れてきているというような気がしてならないです。 そういう意味では、子どもたちの教育の在り方として、こういうスタイルが本当に一人ひとり大切にする教育になるんだろうかというのがとても気になるんですが、その点についてもう一回お伺いします。 ○池ノ内秀夫議長 土岐教育政策部長。 ◎土岐隆一教育政策部長 ご答弁申し上げます。 今議員ご懸念の電波障害とかコンピューター漬けの在り方等、そういったご質問ですが、電波障害とか電波がお子さんの体に悪い影響を与えているのではないかというところ、その観点での協議等は今はしていないような状況でございます。 国のほうで文部科学省でも文部科学大臣のメッセージが出ておりまして、やはりこれからは積極的にこういったICTを取り入れた教育が必要だということで、今後一丸となって、一人ひとり個別最適化されて創造性を育む教育環境の実現に取り組んでもらいたいというようなところが、直接文部科学大臣のメッセージが来ているところでございます。 AIにつきましては、GIGAスクール構想につきましては、これが万能というようなことでは書いておりませんし、見ても読み取れないような状況でございます。並行しまして教職員の研修等も図っていくわけでございますが、今後また教員のスキルアップを図りながら今の体制はずっと続いていくのかなと、AIがいて非常勤の教員が何人かいる、そのような体制には決してならない、そのような認識でおります。 以上でございます。 ○池ノ内秀夫議長 ほか質疑ございますか。 10番、天田議員 ◆10番(天田いづみ議員) 歳入の市債なんですけれども、先ほど土岐教育政策部長から補助ですとか有利な起債という表現でしたか、交付税措置が見込めるということなのかその辺をお伺いしたいと思います。 それから、繰越明許なんですけれども、私も事前調査できないので、ここでいきなりお伺いするしかないわけなんですけれども、まず順番にいきます。 庁舎建設事業の968万円、これ設計管理費を今年度の分を繰越明許にするということなんですかね。そういう認識で正しいでしょうか。 入札が7月ですよということは、先般の事業費等に関わる議員説明会の時点でも、そうおっしゃっていたと思うんですね。ここで突然入札が7月に遅れたとは理解していないんですよ。なので、私も今議会は自分の事情でなかなか議案調査が行き届いていなくて申し訳ないんですけれども、令和2年度は2年度で、いわゆる設計管理費、新市庁舎建設推進室では当然設計管理費を見込んでいるんだと思うんですけれども、その辺をどのように受け止めていけばいいのか、そこのところを、令和元年度、令和2年度の関係性も含めてお伺いしたいと思います。 ちなみに繰越明許の関係の設計業者と新市庁舎の建設に関わる設計管理の設計の業者は、同じ業者という理解でいいんですかね。基本的なことで大変恐縮ですが、お伺いします。 それから、生活道路快適化事業が繰越明許費で出されていますけれども、これは、今年度中に用地取得等が進まなかったので、繰越明許をすれば、なかなか相手のあることだから何月までというのはおっしゃれないんでしょうけれども、少なくとも令和2年度中に解決というか見通しがつくであろうという前提で繰越明許をしているんですよという理解でよろしいのでしょうか。そこのところをお伺いします。 以上です。 ○池ノ内秀夫議長 答弁を求めます。 川幡総務部長。 ◎川幡浩之総務部長 ご答弁申し上げます。 まず、歳入についてでございます。 まず、教育費の国庫補助金、これについての金額の補助裏分としての起債、これには交付税措置が60%かかる充当率100%の補正予算債が充てられます。それ以外の部分についても継ぎ足し、単独といった形で100%の起債が充てられると。ただし、これについては、交付税措置については今現状では見込めない形です。今後情報は変わるかもしれませんが、今現在では見込めない形でございます。 続きまして、繰越明許の関係です。 こちらの事業名が庁舎建設事業となっておりますが、こちらに係る業務の内容というのが、総合評価落札方式の審査をしていく業務委託の部分でございまして、これ本来の当初からの予定では3月までに業者まで確定をしたかったんですが、様々な観点から7月に入札を行うと、そうしたことから、そこまで新庁舎建設工事発注支援業務委託、こちらを引き延ばすといった形ですから、ここで繰越明許を設定させていただいた次第でございます。ですから、業者についての変更等々もございません。 以上です。 ○池ノ内秀夫議長 ほかにございますか。 中森都市整備部長。 ◎中森福夫都市整備部長 ご答弁申し上げます。 生活道路快適化事業の繰越明許につきましては、市道第2009号線の用地取得について用地交渉を進めてまいりましたが、地権者の方が体調不良になりまして年度内の契約ができなくなったということで、今現在、代理人と交渉していますので、令和2年度中に契約する見込みでございます。 ○池ノ内秀夫議長 10番、天田議員 ◆10番(天田いづみ議員) おおむね了解です。 庁舎建設事業の968万円の繰越明許については総合評価落札方式の支援業務委託ですよということで、それは理解しました。 ということは、当然いわゆる、今もう3月議会なんですけれども、2月議会の当初に提出された第8号の一般会計補正予算のところでは、なかなか間に合わなかったという理解でよろしいんでしょうか。ですから、その段階でもう間に合わないんだよというのが、分かっているのであれば、当然一般会計補正予算(第8号)の段階で補正をかけるべきところかなと。 非常に新庁舎の方々、ご苦労されているの分かっていますから、私もあまりネガティブなことを本会議場で言いたいわけではないんですよ。ですけれども、本来8号の補正予算でするべきというところが結果的にこうなっちゃいましたというのなら、それはそれでもう正直におっしゃっていただければいいので。いいというわけではないけれども、しようがないではないですか、過ぎてしまったことは。やっぱり正直さというのが、私は志木市役所の好きなところ、いいところ、本当に、香川市長はじめ、そこが私は信頼できるところなんですよ。包み隠さず全てオープンにして、そちらがもたついているのでつい言ってしまいましたけれども、そこまでいっちゃっていいのかな、分からないですけれども、とにかくいい悪いを言っているのではないんですよ。責めているわけでもない。ですから、正直にご答弁いただけるととてもうれしいです。よろしくお願いします。 ○池ノ内秀夫議長 川幡総務部長。 ◎川幡浩之総務部長 ご答弁申し上げます。 本来であれば8号補正に間に合うような形で進めてはいたんですが、大変申し訳ありません、天田議員のおっしゃるとおり、間に合わない状況がありましたことから、ここで補正という形でお願いした次第でございます。 ○池ノ内秀夫議長 10番、天田議員 ◆10番(天田いづみ議員) ありがとうございます。 今任期で質疑をするのもこれで最後だと思います。間に合わなかったで評価するのは変かもしれないけれども、本当にここまでやってきて、市議会議員天田いづみとして、香川市長はじめ、ずっと何があっても正直に、それがやはり市民協働というか、とにかくみんなでつくっていくまちづくり、よくも悪くも全部シェアしてみんなで助け合って、新庁舎もできていきますし、まちづくりもハードもソフトもできていくので、どうかよろしくお願い申し上げます。 以上です。ありがとうございます。 ○池ノ内秀夫議長 ほかに質疑ございますか。 1番、高浦議員 ◆1番(高浦康彦議員) 1つだけ。先ほど水谷議員の質問のGIGAスクールに関しての補正なんですが、土岐教育政策部長から、ちょっといかがなものかなと、要するに電波障害に対しての認識について水谷議員が質問しましたけれども、その視点からの議論はしていないと、そういう答弁がありましたですね。こういう健康、命に関わる生徒に対する影響が、社会的にいろいろ電波障害、電磁波の問題は論議されているわけです。有線に切り替えているというところも出ている。そういう中で、無線LANにおけるこういうネットワークを予算にということは、要するに電波障害のことは本当に何ら検討していないのか、ご答弁ください。 ○池ノ内秀夫議長 答弁を求めます。 土岐教育政策部長。 ◎土岐隆一教育政策部長 ご答弁申し上げます。 こちらのGIGAスクール構想につきましては、国が全面に打ち出して、また文部科学大臣もメッセージを出していると、積極的に進めましょうということで働きかけております。国が打ち出した中で、そういった電波障害の関係も十分に考慮しながら進めてくださいというような、そういった具体的なお話が今のところないというような状況ですので、今進めるのはいわゆるICTの関係の整備ということで全面的に話が進んでおりますので、今のところは、こちらの電波障害の負の部分、そういったことについては協議はしていないような状況でございます。 以上でございます。 ○池ノ内秀夫議長 高浦議員 ◆1番(高浦康彦議員) 協議はしていないというか、協議をした上での方針というか、安心を担保できるものだということをきちんと行政として確認した上での提案であるべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ○池ノ内秀夫議長 土岐教育政策部長。 ◎土岐隆一教育政策部長 ご答弁申し上げます。 こういったICTの環境は、学校だけに限らず個人の家でも当然当たり前のように今使っているような状況の中で、健康被害等が表立って問題になっているというような状況では今のところないような状況でございます。 そういったことが懸念されることであれば、当然国のほうが、やはりその辺は考慮してくださいということがあってしかるべしであると思います。ですから、特にその辺の健康被害等、今まで問題にはなっていない状況ですので、教育委員会でもそういった観点の協議はしていないような状況でございます。 以上でございます。 ○池ノ内秀夫議長 ほかに質疑ございますか。     〔発言する者なし〕 ○池ノ内秀夫議長 質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。     〔「異議あります」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 賛成ですか、反対ですか。 ◆2番(水谷利美議員) 反対。 ○池ノ内秀夫議長 2番、水谷議員 ◆2番(水谷利美議員) 第28号議案 令和元年度志木市一般会計補正予算(第9号)に反対をいたします。 今回GIGAスクール構想で、突然大きな金額が出てきました。お話を聞きますと、部内で議論をしていて、参加するかどうかぎりぎりで決まったということで、この段階になったということのようでございます。 では、GIGAスクール構想というのは、本当に子どもたちにとって大丈夫なのかということをとても懸念いたします。 文部科学大臣もメッセージを出していますと繰り返しているんですが、国が出していることが全て正しいと思うのはいかがでしょうか。 先ほどお話ししましたように、文部科学省の審議会におきましては非常に慎重ですよ。今回の構想が全面的に出てきたのは、経済産業省です。これは教育の問題ではないんです。違う観点からこれが出てきたということです。経済産業省が昨年6月に未来の教室と題しての提言をしています。これは、GIGAスクール構想を提言をしているという中身です。提言は、子どもが教室で一斉に授業を受ける現在の学校教育の仕組みを批判しています。同じ教室にいても端末を使って一人ひとりが異なる教科や単元を学ぶことが進むべき道である、このように提言がされています。 これは、AIや、そしてロボット工学などの、そしてもう一つビッグデータなどを集約するという、この新しい技術を発展させるのと、これによって人材教育を進めていくと、経済界が求める人材をつくっていくということで、教育の中身が大きく変わっていくと思っています。これは、最適化された個々の教育ということではなくて、コンピューターによります学びの分断だと大阪の教職員組合の委員長が発言をしています。子どもたちがコンピューターの末端でそれぞれ異なる課題に取り組むようになれば、集団での学び、そして人格の形成を根本から覆す、学校教育の在り方が崩れてしまうということを懸念しています。 私は、コンピューターによって子どもたちが支配されてしまうということはとても心配です。一人ひとり基礎教育、基礎学力をきちんとつけるということは、人格の形成というのが今の義務教育に課せられている目的だと思っています。 そして、もう一つ、電波障害の関係なんですが、なかなか教育委員会としては把握していないということですけれども、この話題については様々なデータが今出てきております。コンピューターによります健康障害があるのではないかということで、文部科学省の審議会などもこれを心配しているという文書が出ておりますので、その辺を総合的にきちんと議論すべきであろうと。 今回やはり気になりますのが、現場の先生とか親御さんの声は全く聞かないで、教育委員会の内部だけで決めているというところは大変問題だろうと思います。そういう意味では、これは待つこともできたであろうと思うんですが、突然国の方針に大賛成という形で出してきたということであります。 私は、GIGAスクール構想については大変懸念を持ちますので、今回の補正予算には反対をいたします。 ○池ノ内秀夫議長 ほかに討論ございますか。 9番、吉川議員 ◆9番(吉川義郎議員) 私は、賛成の立場から一言討論をいたします。 今、様々とゆがんだ観点から討論がされましたが、まず、健康被害ということですが、多くの子どもたちは携帯電話を持っております。携帯電話は電波を発しています。携帯電話を持って健康被害に遭ったと聞いたことはありません。だから、携帯電話を持って健康被害に遭ったから携帯電話から黒電話に変わりましたと、有線電話に替えましたという話も聞いたことがありません。 当然いろいろなものが健康被害の一因になるかもしれませんけれども、今後そういうことに留意しながらも、必要なもの、取り入れなければいけないものを危険視をして過度に排除するという考えは間違っている、このように思っております。 また、それによって、コンピューターが人間を支配するなんていう、どこからそういう発想が出るのか考えもつかない。この奇想天外の論理からこういうものを排除していくというのも、とても危険な論理である、このように思っております。 そして、このGIGAスクール構想が突然出てきたわけではなくて、私が議員になったときからずっとICTの教育の推進と言ってまいりました。これはもう十数年前からずっとICTを活用した論理というのはなされて、様々な観点からいろいろなところから出てきたわけで、経済産業省が突然言ってきたわけでも何でもない。文部科学省がずっと進めてきた推進の一環でありまして、私は、このGIGAスクール構想はとても大切なこれからの大きな教育の現場で必要なものだと考えておりますので、賛成いたします。 ○池ノ内秀夫議長 ほかに討論はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 討論なしと認め、討論を終結いたします。 第28号議案の採決を行います。 第28号議案は、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○池ノ内秀夫議長 起立多数であります。 よって、第28号議案は、原案のとおり可決することに決しました。--------------------------------------- △発議第1号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○池ノ内秀夫議長 次に、日程第5、発議第1号 志木市議会委員会条例の一部を改正する条例(案)の件を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 6番、西川議員。     〔6番 西川和男議員登壇〕 ◆6番(西川和男議員) 発議第1号提案理由の説明を行います。 発議第1号 志木市議会委員会条例の一部を改正する条例について、提案説明を申し上げます。 去る令和元年志木市議会12月定例会において、複雑多様化する行政需要等に適切な対応と効率的な組織構築のために提案のありました志木市部設置条例の一部を改正する条例について、慎重審議の結果、全会一致で議決し、公布されました。 これに伴い志木市議会委員会条例の規定の整理を行う必要があることから提案するものであります。 以上で提案理由の説明といたします。 ○池ノ内秀夫議長 提案理由の説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑のある方はどうぞ。     〔発言する者なし〕 ○池ノ内秀夫議長 質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。 提案提出者、西川議員お疲れさまでした。 お諮りいたします。 ただいま議案となっております発議第1号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認めます。 よって、発議第1号については委員会付託を省略することに決しました。 お諮りいたします。 発議第1号は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、発議第1号の採決を行います。 発議第1号は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認めます。 よって、発議第1号は原案のとおり可決することに決しました。--------------------------------------- △発議第2号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○池ノ内秀夫議長 次に、日程第6、発議第2号 志木市議会会議規則の一部を改正する規則(案)の件を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 7番、安藤議員。     〔7番 安藤圭介議員登壇〕 ◆7番(安藤圭介議員) 発議第2号 志木市議会会議規則の一部を改正する規則について提案説明の説明を申し上げます。 昨年4月1日に働き方改革関連法の一部が施行され、誰しもが仕事、家庭、地域で活躍できる一億総活躍社会を目指し、労働時間の短縮やワーク・ライフ・バランスを実現するなど、しっかりと働き方改革に向き合って取り組んでいかなければならない時代です。 他方では、特に都心から離れている地方議会において、議員の成り手不足が深刻化してきております。要因として、人口の減少や高齢化のほか報酬や政治活動費の低さ、兼業がしにくいなど、4年後の身分保障がないこと、そのほかには、外出することが多く家庭生活が家族任せになることなどが挙げられております。 本市の市議会においては、平成12年に26人から21人、平成16年には21人から19人に、平成20年には19人から15人に、平成28年には現在の14人に定数の見直しを図ってまいりました。その理由として、議員の成り手不足の解消のためではなく、市の財政状況の厳しさに対応するための議会に係る経費の削減や、人口、職員数などを参考に定数の適正化を図るという議会改革の一環として削減してまいりました。これ以上定数を削減することは、複雑化、多様化している市の事務作業に対する議員一人ひとりの負担がさらに大きくなり、議案等に対する審議が十分にできないなど議会力が弱体化し、議会運営にも大きく支障を来すことが考えられることから難しい状況であります。 このことから、議会活動と家庭生活の調和を図り、両立しやすい環境を整備するため、議員がやむを得ず議会を欠席する理由を追加したいと考え、志木市議会会議規則の一部を改正する規則を提案するものであります。 皆様のご賛同をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 提案理由の説明を終わらせていただきます。 ○池ノ内秀夫議長 提案理由の説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑のある方はどうぞ。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 質疑なしと認め、質疑を打ち切ります。 提出者、安藤議員お疲れさまでした。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております発議第2号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認めます。 よって、発議第2号については委員会付託を省略することに決しました。 お諮りいたします。 発議第2号は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認め、発議第2号の採決を行います。 発議第2号は、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池ノ内秀夫議長 ご異議なしと認めます。 よって、発議第2号は原案のとおり可決することに決しました。--------------------------------------- △引退議員挨拶 ○池ノ内秀夫議長 次に、今期をもって勇退される予定の議員から挨拶の申出がございますので、これを許します。 9番、吉川義郎議員。     〔9番 吉川義郎議員登壇〕 ◆9番(吉川義郎議員) 今年4月の任期満了をもちまして、市議会議員を退任させていただきます。 12年前、全く無名の私を献身的にご支援してくださった党員、支持者の皆様に心から感謝御礼を申し上げます。そして、議会運営に関していろいろとアドバイスをくださった同僚議員の皆様に感謝申し上げます。 自ら望んで議員になったわけではありませんが、多くの支持者の方が家族のように応援、激励してくださり、私の健康に気を遣ってくださいました。私の成長を願ってくださいました。 支持者の皆様の期待に応えられたかどうかは分かりませんが、できる限りの努力をさせていただきました。特に、駅頭での挨拶はとても大変な活動でした。毎週、月曜日、火曜日、木曜日、金曜日、4日間、朝6時頃から9時頃まで、志木駅、柳瀬川駅で12年間やりました。悔いの残らない議員生活でございました。 私が議員になったとき、市長は長沼さんでした。大変頭のよい才能あふれる市長さんだと思いました。残念なことに、人の話を聞いてくれない市長でした。将来の志木市に思いをはせたとき、もっと市民の話に耳を傾ける人がリーダーになるべきだと思い、その思いを香川現市長に託しました。香川市長は、期待どおり、市民と真正面から向き合う誠実な人柄でした。公明党の要望も真剣に検討してくださり、毎年200項目に近い要望事項に対しても一つひとつ丁寧に回答してくださいました。香川市長には、心より感謝申し上げます。 また、執行部の皆様にも、一般質問等において無理難題な要望をたびたび申し上げ、それに対して丁寧な対応をしてくださり感謝しております。市民の代表として、市民生活の向上のためいろいろな提言をさせていただきました。限られた予算の中で一生懸命に対応していこうという執行部の真摯な姿勢には、とても感謝しています。これからも市政発展のためご尽力をいただきますようお願い申し上げて、簡単ではございますが、私の退任の挨拶とさせていただきます。 本当に3期12年間、お世話になりました。ありがとうございました。(拍手) ○池ノ内秀夫議長 ここで、議事運営上、副議長と交代いたします。     〔議長、副議長と交代〕 ○吉川義郎副議長 これより副議長が議事を進行いたします。 引き続き勇退される議員の挨拶を行います。 14番、池ノ内秀夫議員。     〔14番 池ノ内秀夫議員登壇〕 ◆14番(池ノ内秀夫議員) 退任に当たり一言ご挨拶申し上げます。 私は、来る4月12日の志木市市議会議員選挙には出馬しないことを決めました。理由は、健康問題です。今後は、一市民として香川市政に協力し、健康管理に努めてまいります。 光陰矢の如しと申しますが、昭和59年の市議選に立候補し、あっという間に36年が過ぎようとしております。 立候補のきっかけは、本市の市制施行当時は高度経済成長第2の波とも言われ、宅地開発による急激な人口増加によりインフラといった公共施設の整備が追いつかず、遅れていくばかりでした。特に宗岡地区においては、道路、上下水道、雨水排水路の整備が大きな課題であり、当時、浄化槽の普及によって家庭の雑排水は雨水排水路に流入し、その排水路は、草が繁茂し排水の流れは悪く悪臭が漂うという環境を見て、これは何とかしなければいけないと、まちづくりを終え、市職員18年にピリオドを打ち、選挙後、6月議会で早速一般質問に立ち、当時、素掘りであった上宗岡三丁目から下宗岡一丁目、現在のせせらぎの小径の整備を提言いたしました。 以後も、都市整備問題、教育施設問題は、欠かすことなく質問、提言を行ってきました。 私は、今日まで36年間、行政視察で全国の各市町村を訪れ、多くの職員と接触してきましたが、特に感じたことは、本市の職員の皆さんは優秀であると自信を持って申し上げたい。今任期をもって議員を退任いたしますが、香川市長には志木市政の介添え役として、優秀な職員とともに、「市民力でつくるまちづくり」市制施行50周年の節目に、ますます指導力を発揮され一層飛躍されますよう祈念しております。 今日までお世話になった香川市長、櫻井副市長、柚木教育長、職員の皆様、各行政委員の皆様、そして最後になりましたが、議員各位には、大変お世話になり、ありがとうございました。 来る4月12日の市議会選挙で立候補される現職議員全員の当選を祈り、挨拶といたします。長い間お世話になりました。(拍手) ○吉川義郎副議長 以上で勇退される議員の挨拶を終わります。 ここで議長と交代いたします。     〔副議長、議長と交代〕--------------------------------------- △教育政策部長挨拶 ○池ノ内秀夫議長 次に、本年3月31日付で退職されます土岐教育政策部長より挨拶の申出がございますので、これを許します。 土岐教育政策部長。     〔土岐隆一教育政策部長登壇〕 ◎土岐隆一教育政策部長 議長のお許しをいただきましたので、退職に当たりまして一言お礼の挨拶をさせていただきます。 私の話は長いと、いつも市長、副市長にお叱りをいただいております。最後のご挨拶に免じて本日はお許しをいただきたいと思います。 私は、昭和53年4月志木市役所に入庁以来、昭和、平成、令和と3つの元号、そして5人の市長のもとで激動の42年間、何とか職務を全うし、ここに定年を迎えることができました。私が入庁したときの直接の上司は、今の池ノ内議長でございます。いろいろお世話になりました。ここに定年を迎えられたのもひとえに私を支え助けてくださった職員の皆様、ご指導いただいた香川市長、櫻井副市長、柚木教育長さらには部局長の皆さん、そして何よりも、私が部長職としての第一歩となりました議会事務局において池ノ内議長をはじめとする議員の皆様の温かいご指導とご支援があったからこそと、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。 これまでを振り返りますと、私は、広報広聴、まちづくり、地域コミュニティの推進など主に市民に密着した仕事に長く携わらせていただきました。中でも、市民の皆さんと一緒に考え、議論をしながらつくり上げていくという貴重な機会もいただきました。折しも市民に広く参加を呼びかける市民参加の行政から、企画の段階から市民に入っていただく市民参画への行政の転換期でもあり、その時代に立ち会わせていただき一緒に汗をかかせていただいたことは、私の公務員生活にとって何よりも財産となりました。 そして、教育政策部長としての3年間、この3年間は実に濃厚な経験をさせていただきました。異動1年目で、尾崎教育長がご逝去されました。その半年間は、教育長不在の経験をいたしました。また、職員、教職員の度重なる不祥事、また学校の火災など、これらの対応にも追われました。2年目には、柚木教育長が就任され、長年続いていた少人数学級から複数・少人数指導体制への転換、そして3年目の今年度は、台風第19号の水害による秋ケ瀬運動場施設の壊滅的な被害とその復旧作業、さらには新型コロナウイルス対策による一斉休校と社会教育施設の休館、これらは今でもまだ続いております。 そのようなあらゆる難局に直面しても、これまで教育委員会の職員が一丸となりワンチームとなって乗り切ることができましたこと、改めまして職員の皆さんに感謝を申し上げますとともに、今回の災害復旧や新型コロナウイルス対策という大きな難局についても、ワンチームとなって乗り切っていくようしっかりと引き継いでまいります。 さて、入庁から慣れ親しんだ旧市庁舎も老朽化によりいよいよ取り壊され、令和4年度には新しく生まれ変わります。ほぼ同じ時代を旧市庁舎とともに時を刻んだ私も、長年の勤続で金属疲労が著しく、本来であれば取り壊しとなるところでありますが、早急にリノベーションを図り、その後には、これまでの経験とこれまでのご恩を市民の皆さんのために少しでも恩返しするべく汗を流してまいる所存でございます。 結びに、4月に選挙を控えております議員皆様のご健勝とご活躍、香川市政、志木市のますますのご発展、そして皆様のますますのご健勝、ご活躍をご祈念申し上げ、お礼の挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。お世話になりました。(拍手) ○池ノ内秀夫議長 ありがとうございました。 以上で退職職員の挨拶を終わります。--------------------------------------- △市長挨拶 ○池ノ内秀夫議長 ここで、市長から議員の皆様に挨拶の申出がございますので、これを許します。 香川市長。     〔香川武文市長登壇〕 ◎香川武文市長 閉会に当たりまして、ご挨拶を申し上げます。 去る2月14日に開会いたしました令和2年志木市議会3月定例会におきましては、議員皆様には終始ご熱心にかつ、慎重なるご審議を賜り、誠にありがとうございました。 令和2年度一般会計予算をはじめ市政に関わる全ての重要案件を原案どおり可決をいただき、厚く御礼を申し上げますとともに、可決をいただきました各案件につきましては、今後、適切に処理をしてまいります。また、一般質問などにおきまして頂戴いたしましたそれぞれ建設的なご意見、ご提言につきましては、今後の市政運営の糧にさせていただきたいと存じます。 さて、ここで、専決処分の予定について申し上げます。 現在、国会におきまして地方税法等の改正が審議されており、法案の成立時期につきましては、流動的な状況にございます。これらの法案が成立した場合には、速やかに関係条例等の一部を改正する必要があり、専決処分で対応をせざるを得ないと判断いたしておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 次に、令和2年7月の供用開始を目途に整備を進めております市営墓地拡張整備事業につきましては、新型コロナウイルスの影響により資材の調達に不足の時間を要しており、年度内の完成が困難となった場合は、事故繰越により対応せざるを得ないと判断しておりますので、こちらにおきましても何とぞご理解賜りますようお願いを申し上げるところであります。 それでは、この場をお借りいたしまして、新型コロナウイルスに関する本市の対策についてご報告を申し上げます。 新型コロナウイルスにつきましては、全国各地で感染が広がり、現在、埼玉県内でも15名の感染者が発生しており、日増しに感染拡大の懸念が高まっている状況にあります。 こうした中、本市では、2月14日に新型コロナウイルス感染症対策連絡会議を設置して、これまでに6回の会議を開催し、全庁的に情報の共有を図るとともに、市のホームページを通じて、市民の皆様に国や県からの情報の周知や相談窓口の情報提供を行ってまいりました。 また、市における感染拡大防止策といたしましては、2月25日に示された政府の新型コロナウイルス感染症対策の基本方針を踏まえ、市独自にイベント等の中止または延期の判断基準を定め、市が主催するイベントや会議などを当面の間中止または延期するとともに、3月31日までの間、全ての公共施設の貸館業務等を停止する対応を図ったところであります。 また、市内小中学校におきましては、去る2月28日に国及び県からの要請を受け、3月2日から3月26日までを臨時休業としたところであります。しかしながら、本市においては、自宅で1人で過ごすことができない小学校1年生から6年生までの児童について、各小学校において受入れを行い、その後においても、放課後志木っ子タイム及び学童保育クラブにおいて継続した受入れをしているところであります。 なお、小中学校の卒業証書授与式につきましては、児童・生徒の健康、安全の観点から、参列者は卒業生及び教職員となりますが、会場は体育館において執り行うことといたしたところであります。 いずれにいたしましても、現在まで県から本市での感染者発生の報告は受けておりませんが、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐにためには、まさに今が正念場であることから、市民の皆様には大変ご不便をおかけいたしますが、市民の生命と健康を守るため今後も適宜適切に必要な対策を講じてまいりますので、議員の皆様方のご理解、ご協力を重ねてお願いを申し上げる次第であります。 以上で報告を終わります。 さて、先ほどは、議会より今期をもって、ご勇退をされる吉川義郎議員池ノ内秀夫議長によりご挨拶がございました。 吉川議員におかれましては、3期12年にわたり、年を追うごとに増えていく予算要望、雨にも負けず風にも負けず雪にも負けず頑張られた駅頭活動、やりたくなかった市会議員とおっしゃっておりましたけれども、まさにダイナミックにご活躍をされた12年ではなかったかなと思っております。 特に、小中学校のICT化につきましては、議員自ら先進地へ足を運び、その取組を学ばれ、本市との状況を比較し、そうした状況をご説明しながら、特に本市の大切な前尾崎教育長そして現柚木教育長に対し、完膚なきまでのご意見を幾度となく頂戴をいたしたところでありますが、本市におきましても、今後、本市の子どもたちが時代の流れに乗り遅れることのないよう必要な対策をしっかりと講じるとともに、吉川議員が私と目が合えばお話をされておりました電子黒板におきましても併せて整備をしてまいりたい、このように考えておりますので、ご勇退後も志木市の展開を温かく見守っていただきますようお願いを申し上げます。 また、池ノ内秀夫議長におかれましては、昭和59年4月の初当選からこれまで9期36年という長きにわたり市会議員としてご活躍をいただきました。振り返りますと、私が市議時代、池ノ内議員とは異なる会派であったにもかかわらず、私に委員会での質疑の方法など大変丁寧に教えてくださったことを思い出しております。 池ノ内議員議員活動の柱とされていた国道254号バイパスの建設促進については、今後も本市の大きな課題でありますことから、引き続き市を挙げて早期開通を目指すとともに、また羽根倉橋の築堤工事につきましても、国との強固な連携により、一日も早い治水対策に向けた整備を目指してまいりたいと考えておりますので、ご勇退後におきましても、お体にご留意されながら、様々な角度からご教示をいただければ大変うれしく思っております。 本当にありがとうございました。 さて、ご案内のとおり、今定例会をもって市議会は改選となります。これまで市政運営に関して議員の皆様から数多くのご提言、ご意見を頂戴をしてまいりました。本市の重点施策や新規事業で実施した施策は、議員皆様からのご提案によるものも多く、議会からの応援があったからこそ志木市は着実に歩みを遂げられているものと感じております。本当にありがとうございました。 いよいよ来る4月5日は、志木市議会議員選挙の告示となります。今後も本市が抱える課題が山積する中、皆様から引き続いてお力をいただき、将来にわたり持続可能で夢と希望が持てるまちであり続けたい、そう強く思っておりますので、改めまして、立候補される現職議員皆様全員の当選を私の立場からも念じつつ、閉会に当たってのご挨拶と代えさせていただきます。誠にありがとうございました。 ○池ノ内秀夫議長 ありがとうございました。--------------------------------------- △議長挨拶及び閉会の宣告 ○池ノ内秀夫議長 次に、令和2年3月定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。 去る2月14日に開会されました今定例会も、本日の採決をもって無事終了の運びとなりました。 今定例会は、市民会館を仮庁舎とした議場での議会運営になり、皆様にはご不便の多い中、円滑な議会運営にご協力をいただきまして、心から御礼を申し上げます。 さて、私どもは平成28年4月の市議会議員選挙により議席をいただきましてから、はや4年の歳月が過ぎようとしております。この選挙では、議員定数が14名となり、常任委員会を現行の2委員会として任期が始まりました。今任期中の平成29年12月には、志木市議会業務継続計画を策定し、二元代表制の一翼を担う議会として、災害の発生時に執行部との連携を図り、市民生活の安定・安全を確保していく体制整備を行いました。 今任期をもって勇退される吉川義郎議員におかれましては、ダイナミックな行動派として、鋭い視点から市政の発展を支えていただきました。 また、小山幹雄議員におかれましては、議長経験者として大所高所からのご提案により、大変ご尽力をいただきました。 お二人のご功績に深く感謝を申し上げ、ますますご活躍されますことをご祈念いたしております。 重ねて、退職のご挨拶をいただきました土岐隆一教育政策部長には、教育行政をはじめ多方面で長きにわたりご活躍をいただきまして、心から御礼を申し上げます。 さらに、香川武文市長におかれましては、市制施行50周年の節目に「市民力でつくる未来へ続くふるさと志木市」の実現に向けて、ますます指導力を発揮されますとともに、お体にくれぐれもご自愛いただきまして、一層飛躍されますようご祈念いたしております。 結びに、私にとっても最後の定例会となりましたが、新型コロナウイルス感染症への緊急な対応が求められる中にあって、一般質問の縮小という大きな決断をさせていただきました。これも、市民生活を第一と思う志木市議会の姿勢であると考えており、ご理解をいただきました皆様に深く感謝を申し上げ、挨拶とさせていただきます。 これをもちまして本議会に付議されました案件の審議は全て終了いたしました。 よって、令和2年志木市議会3月定例会を閉会し、直ちに散会いたします。 長時間にわたり、ご審議お疲れさまでした。                              (午後3時07分)議長       池ノ内秀夫副議長      吉川義郎署名議員     岡島貴弘署名議員     今村弘志...